こんにちは、スズケーです。
ブログを書いていると時々、旅行系のキュレーションメディアや海外情報系メディアから記事執筆依頼がきます。
が、書かないですねぇ…
条件が悪すぎます。
ああいうの、書いてるのが素人ライターさん中心なので原稿料すっごく安いんですよ。
3,000文字以上書いて、写真もこちらで提出して、原稿料3,000円とかね。
私はずっとプロとしてライターをしています。
お仕事として、WEBはもちろん、雑誌に記事を書くこともある。
こちらは仕事として、生活の糧として、文章を書いているわけですから、とてもじゃないけどそんな原稿料で書けないです。
タダ〜激安のお仕事がゴロゴロしてて、それを受けさえすれば誰でもライターを名乗れる時代。
ほとんどリライトされてないようなコピペ記事も増えました。
昔からコツコツライターやってる者としては、ちょっと切なく感じたりもします。
目次
キュレーションメディアとは
キュレーションメディアというのは、
インターネット上にある既存の情報をまとめ直し、新たに公開しているメディア(サイト)のことをいいます。
インターネット上には膨大な情報が存在しているため、時には必要な情報をピックアップするのにいくつものサイトをチェックしないといけなくなったりと、時間がかかってしまったりするもの。
そこで、ユーザーに代わって良質な情報・必要な情報のみを収集し、公開する場所を作ろうということで生まれたのがキュレーションメディアです。
こういったメディアは、組織的に運営されている場合がほとんどで、それぞれのメディアにたくさんのライターが所属し、記事を書いています。
ライターは、勿論もともときちんと文章を書いていた人を集めてしっかり運営しているメディアもあるでしょうけれど、中にはライターを
- ブログを書いている人に声をかけて集めている
- クラウドソーシングサイトで安価な原稿料で募集している
という場合も多く、
記事の質や内容にばらつきがあったり、他サイトの記事や写真を無断使用する、リライトと言えないレベルの一部改変での使用、誤った内容の記事の掲載などの問題もあるようです。
大きなメディアの場合、100名以上のライターとやらをを抱えていたりするので、それら全てに校正入れてるとはちょっと思えず、ほぼ素人さんの書いた記事をそのままアップしちゃってる場合も多いのですよね。
数年前、キュレーションメディアのコピペ記事が問題になったのもそういう理由だと思います。あまりにも酷く、閉鎖となったメディアもあります。
キュレーションメディアはどうやって運営されている?
大体の場合、キュレーションメディアは、アフィリエイトやgoogleアドセンスなどで得られる報酬を目的として運営されています。
外部のライターに非常に安い単価で文章を書いてもらい、サイトの規模を大きくし、特定ジャンルの様々な記事をまとめていくことで、
多少記事内容が薄くても、ある程度は検索エンジンにひっかかり、評価されるようになります。
アクセスが集まるようになれば広告バナーがクリックされることも増え、サイト運営者には広告費が入ります。
以前、ブログで稼ぐ仕組みの紹介で「ブログは広告ビジネス」と説明しましたが、キュレーションメディアも基本的には同じです。
例えば私のこのブログは、私一人だけで書いているので、
ブログの記事も私の知っている内容のみになるし、更新ペースだって私一人で出来る範囲になってしまいますが、
10人のライターがいれば、一人でブログを書くより10倍効率よく、色んな情報を集め、更新していけるわけで、収益化も収益率も一人で行うより断然効率がいい、というわけですね。
ただ、せっかく頑張って記事を書いても、
その記事はあくまでもそのキュレーションサイトのもので、必ずしもその記事で自分のブログに人が呼べるわけではありません。
自分の書いた物、情報はやっぱり自分の財産である、と私は考えているので、
自分のブログがあるのにわざわざ他のメディアに書こうとは思わないです。
キュレーションメディアの原稿料
キュレーションメディアの原稿料は、1文字1円以下が多いと思います…
おまけに、大体の場合、写真の提出もさせられます。
ただ、1文字1円と言う料金設定は、素人でも応募できるライター案件だとよくある価格設定。
クラウドソーシングで探しても、これくらいの料金設定で募集しているところは多いです。
これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれ。
ライター経験がないなら「経験を積むため」と、割り切って仕事を受けるのもアリだとは思います。
ライター募集してるサイトはたくさんあるので、ライターの仕事に興味がある、という方は、原稿料が安いのを覚悟でクラウドソーシングに登録して、とにかくお仕事を初めてみるのもいいかもしれません。
資格不要で稼ぐなら「クラウドワークス」
空いた時間で在宅ワーク【Bizseek】
知識・スキルの販売サイト【ココナラ】
ライターのお仕事はデータも軽いですし、日本だろうが海外だろうが、どこにいても出来るので
「旅をしながら稼ぐ」とかに興味がある方は、トライしてみる価値ありだと思います。
1記事書いて収入5,000円だったとしても、日本にいる時と、物価の安いアジアの国にいる時では、その5,000円の価値って全然違いますもんね。
私もパキスタンに住んでいた時には、主にライターの仕事やWEB制作をやってました。
旅行系のキュレーションメディア
旅行系のメディアで有名なところだと、こんなところがあります。
まぁ、他にも色々ありますけれど、
私が「名前をよく聞くな〜」って言うのはこんな感じ。
旅行系メディアさんも、1記事3,000〜5,000円が原稿料の目安。
文字量は大体2,000〜4,000字、もちろん現地の写真提出も必要です。
4,000文字っていったら原稿用紙10枚分で、それだけ書いて3,000円とか考えると、いやいや、やっぱり無理でしょう…と私は思います。
キュレーションメディアで記事を書くメリット
一生懸命書いた記事はそのメディアのものになっちゃうし、原稿料も安い。
じゃあキュレーションメディアで記事を書くメリットって何?ですが。
- 上手に使えば、自分のブログやサイトのアクセスアップに活かせること
- それをきっかけに他の仕事が入るかもしれないこと
でしょうか。
旅行系のキュレーションメディアでは、記事を書いたライターさんの簡単な紹介をしてくれていることがほとんどです。
もちろん、そのライターさんがブログ運営をしている場合は、ブログやSNSへのリンクも掲載してもらえます。
もんのすごく魅力的な記事をいくつも投稿していれば、それをきっかけに自分のブログへのアクセスが増えたり、
キュレーションメディアに投稿した記事をきっかけに、他のお仕事の依頼などがあったりする…ということもあるかもしれません。
あとはやっぱり、ある程度知名度のあるメディアで記事を書けば「○○のライターやってます」って言うことができ、
何も知らない人に対してちょっとだけハクをつけることができるとか、そんなのもあるかも。
私自身は「魅力的な記事を書けるのであれば、そもそもキュレーションメディアを利用しなくても、SNSを上手く活用したり時間をかければ徐々にアクセスは集まるはず」と考えているので、
キュレーションメディアに頼ろうとは全く思いませんが、
どうしても自分のブログのアクセスが増えない…という場合には、ちょっと考えてみるのもいいかもしれません。
熱意や必要性を感じない記事執筆依頼
私が海外情報系メディアからの記事執筆依頼を受けないのは、依頼のメールに、私に記事を書いて欲しいと言う必要性や熱意を感じないから、というのもあります。
たとえばこれとか、実際に来たメールですが…
同じところから2回きています。
うちにはメールできましたが、旅行ブログのコメント欄に全く同じ文章をコピペしたりもしてるみたいです。
ブログ運営者様 平素より楽しくブログを拝見させていただいております。 弊社は○○という新しい海外情報メディアの立ち上げを行っております。 是非、貴ブログのような、海外旅行者にとって内容に富んだ記事を弊社サイトでも投稿して頂きたいと思いまして、ご連絡差し上げました。 報酬としては2000文字程度で2500円を考えております。 もしご興味御座いましたら○○宛にメールを頂くことは叶いますでしょうか?(その際メールにブログのURLを記載いただければ幸いです。 )具体的な依頼内容等について相談させていただきます。何卒宜しくお願い致します。
ブログ運営者様
先日連絡した○○運営事務局です。
弊社海外情報メディアとの相互送客、もしくは弊社サイトでの記事執筆(2500円〜4500円/1記事)をお願いしたいのですが、いかがでしょうか?
○○宛にメール頂けますと具体的な内容等を相談いたします。(その際メールにブログのURLを記載ください。)
何卒宜しくお願い致します。
※既に返信頂いた方・ライター登録頂いた方がおりましたらご放念ください。申し訳ありません。
これは…あれですね、完全なる定型文メールですね。
送り先の相手の名前の打ち変えすら不要。
旅行ブログ書いてる人に片っ端からメールしてるんではないでしょうか。
「平素より楽しくブログを拝見させていただいております。」ってあるけれど、絶対読んでないよね。
「その際メールにブログのURLを記載いただければ幸いです。」っていうのも、
不特定多数にメールしまくっているから、こちらの名前と書いてるブログが一致してないんだろうな…っていう感じ。
しかも2通目の最後「既に返信頂いた方・ライター登録頂いた方がおりましたらご放念ください。申し訳ありません。」って…
とにかく手当り次第に連絡してて、誰から返信もらったかすら把握できてないって感じダダ漏れじゃないですか…
ここのメディア自体、何か独自性があるわけでもなし、ライターを集めて何をしたいのかが見えてこない。
そしてなにより、誰が返信してくれたかすら把握できてないとか、ライターさんを雑に扱ってる感じがするのがすごく嫌。
こんなところ、お仕事したいって思えないですよ…
メールの返信はしていません。
自費出版の案内メールの時もそうでしたが、手当たり次第に依頼するにしても、もうちょっと考えたらいいのに、って思う。
誠実なご依頼にはきちんと対応します
この旅系メディアは「定型文メール送りまくってるだけだから、返事なんか必要ないだろ」ということで、完全に放置してありますが、
きちんとしたお問い合わせやご依頼に関しては、もちろんこちらも、誠心誠意対応をさせていただきます。
パキスタンやフンザ関連はもとより、
ライティングやWEB制作など、何かご依頼などある場合は、メールフォームからお気軽にお問い合わせ下さいませ。
お読みいただきありがとうございました!
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