こんにちは、スズケーです。
ラワルピンディー〜フンザの間の交通手段は、3つあります。
ラワルピンディー〜フンザ間の交通手段
- 飛行機を使う
- バスを使う
- タクシーを使う
一番早いのはもちろん飛行機なのですが、
イスラマバード〜ギルギット路線は有界飛行となるため欠航が多く、スケジュールが立て辛いと言うのが最大の欠点。
そのため、旅行者の多くがバスやタクシーなどを使って陸路で移動しています。
それぞれの手段での詳しいアクセス方法はこちらの記事を参考に。
タクシーチャーターについてはこちらの記事でも説明をしていますが…
今回は、時間の少ない短期旅行者さん向けに、
フンザ〜ラワルピンディー間のタクシーチャーターの情報を、もう少し詳しくご紹介いたします。
目次
フンザ〜ラワルピンディー間の2つの道
現在フンザ〜ラワルピンディー間の陸路は2つのルートがあります。
フンザ〜ラワルピンディー間の陸路ルート
- カラコルムハイウェイ(N35)…所要時間18〜24時間
- バブーサル峠を経由するルート(N15)…所要時間12〜16時間
数年前に新しく開通したナラーン渓谷・バブーサル峠のルートは、カラコルムハイウェイより距離的にも短く、道もきちんと舗装されているため、カラコルムハイウェイを使うよりも大分早く通過することができます。
ただし、バブーサル峠経由のルートが通れるのは春〜秋の間のみ。
標高4,100mある峠を越すため、冬の間は雪で通ることができなくなります。
開通した今でも雪は残っているし、時々雪が降るみたいです。
バスは今でもカラコルムハイウェイを通ってフンザ〜ラワルピンディー間を往復していますが、
タクシーをチャーターする場合、春〜秋のバブーサル峠が開通している時期はそちらの整備された道を走ってフンザに向かうため、バスよりうんと早く着きます。
揺れもなく、非常に快適で体もらくちん。
また、バスは発着時間が決まっていますが、
タクシーをチャーターする場合、ある程度自分の希望をドライバーさんに伝えることも可能ですし、途中景色がいいところで少し停まって写真を撮ることも可能です。
崖崩れなどで道が通れなくなる確率もカラコルムハイウェイより断然少ないため、
時間が少ない短期旅行者さんはフンザ〜ラワルピンディー間の移動に、タクシーを使うことも考慮するといいと思います。
バスの場合もタクシーチャーターの場合も、途中のポリスチェックはありますので、
フンザ〜ラワルピンディー間を陸路で移動する場合は、必ずパスポートとパキスタンビザのコピーを最低10枚用意しておきましょう!
フンザ〜ラワルピンディー間のタクシーチャーター料金
タクシー1台をチャーターする場合、2019年6月時点での政府の定めた公的レートは
フンザ〜ラワルピンディー間18,000Rs、
ギルギット〜ラワルピンディー間14,000Rs。
ただ、この料金はあくまでも政府が適当であるとして提示しているレートで、
実際の料金はタクシードライバーさんと交渉次第では割引可能。
まだ観光シーズン前である5月の時点では、もっと安くチャーター可能でした。
2019年5月のタクシーチャーター料金
- カリマバード〜ラワルピンディー間 … 14,000〜18,000Rs
※コメント欄で情報提供あり。2022年7月末は25,000Rsとのこと
- ギルギット〜ラワルピンディー間 … 10,000〜14,000Rs
※希望のホテル前でピック&ドロップ可能
最安値の料金は、あくまでもオフシーズンにローカルの方が依頼した場合の料金。
外国人観光客が直接依頼した場合はここまで下がらない可能性があるのと、
6月〜9月のフンザの観光シーズン中はタクシードライバーさん達も大忙しになるため、
大幅な割引はできない可能性が高いです。
上記の最安料金にならなかったからと言って、キレたり悪態ついたりなさいませんように…
NATCOのバスは、1名2,200Rsです。
タクシーチャーターの手配方法
ラワルピンディーから
ラワルピンディーのコミュッティチョーク(Committe Chowk)にある、
カシミール人が経営するリージェントホテル(Regent Hotel)か、フンザ人が経営するアルバダルホテル(Hotel Al Baddar)でお願いできます。
各ホテルのレセプションで、タクシーでフンザに行きたいと伝えれば手配してくれます。
それぞれのホテルに宿泊していなくても大丈夫です。
2019年6月現在、
リージェントホテル、アルバダルホテルともに、外国人の宿泊も可能(ただし、政府の規制で中国人は宿泊できません。それ以外の国籍の外国人はOK)。
いずれもツインルームで1泊2,000〜3,000Rs程度で、お部屋のクオリティもどちらもさほど変わりません。
ホットシャワーは冬の朝のみで、夏は水シャワーです。
実際に宿泊するホテルとしては、リージェントホテルの近くにあるGrace Crown Hotel(グレースクラウンホテル)もおすすめです。
ツインルームで1泊3,500Rsと、リージェントホテルやアルバダルホテルより少々お高めになりますが、部屋はものすごくきれいで清潔、タオルなどのアメニティや朝食付き。wifiもあり、お湯もガンガン出ます。
朝ご飯もつきますし、もし500Rs程度の差なら、こちらに泊まってもいいと思います。
フンザから
フンザにはタクシーの発着所的な大きな場所はありません。
地元の方は、馴染みのドライバーさんなどに直接コンタクトをとるのですが…
さすがに旅行者にそれは無理かと思うので…
フンザからラワルピンディーへのタクシーをチャーターする場合、
基本的には宿泊しているホテル・ゲストハウスのスタッフや、旅行代理店に相談する形になります。
各ホテルスタッフが懇意にしているドライバーさんに連絡をとってくれ、料金に関しても交渉をしてくれます。
旅行代理店に聞く場合は、ヒルトップホテルの前に「HIDDEN PARADISE TOURS」というオフィスがあります。
「ケイコに聞いた」と訊ねてみてください。
オーナーのムサさんという方は、ちょっとだけ日本語もできます。
たまたまスズケーと同じタイミングでフンザに滞在される場合は、お気軽にご相談を。
ギルギットから
ギルギットからもフンザ同様、
宿泊しているホテル・ゲストハウスのスタッフや、旅行代理店に相談する形になります。
または、NATCOなどの長距離バスやハイエースが発着するジェネラルバススタンド周辺でも手配可能。
ジェネラルバススタンド周辺に個人のタクシードライバーさん達がウロウロしてますし、
タクシー手配をしてくれる旅行代理店もいくつか並んでいます。
誰かがドライバーに会わせてくれるか、旅行代理店に連れてってくれると思います。
パキスタンの看板って、ウルドゥー語で書いてあることが多いので、どこが旅行代理店かわかりにくいんですが、
こんな感じで車の写真がついている看板は、大体旅行代理店件レンタカーのお店です。
こういうオフィスを探して聞いてみてください。
こちらの写真の旅行代理店も、ジェネラルバススタンドにオフィスを構えています。
「Sada e Gilgit Tours」という名前で、google Mapにも出ています。
ギルギットでは長距離バス、コースター(ミニバス)、タクシー、
いずれもほぼこのジェネラルバススタンド発着となりますので、
とりあえずこのジェネラルバススタンドへ行き、バスの出発時間やタクシーの料金などを確認するといいと思います。
タクシーチャーターで時間の有効活用を!
以上が、フンザ〜ラワルピンディー間のタクシーチャーターの方法です。
基本的に親切な人が多いパキスタンでは、
タクシーチャーターや車の手配を含め、
困ったらとりあえず、宿泊しているホテルのスタッフに相談するのが一番です。
日本からフンザまでのアクセスはそれなりに時間がかかりますし、
短期旅行者さんは移動時間もできるだけ短縮したいものですよね。
場合によってはバスよりも移動時間をぐっと短縮できるタクシーチャーター、
ぜひ有効に使ってください!
お読みいただきありがとうございました!
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パキスタン、フンザ旅行に関する情報記事の一覧はこちらから!
治安、旅行ガイド、両替やATM、フンザへの行き方など、ブログ内のパキスタン旅行や滞在に関する必要情報・便利情報をまとめた目次(サイトマップ)です。
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パキスタンに行く人はこのブログ読んでると旅行が凄く楽になるね。でも、行きたくてもいけない私(笑)でもどっかまあしゃあないとおもっている。年とったな~。(笑)じゃね。
ひろさん
こないだのゴールデンウィーク中にフンザに滞在されていた日本人の個人旅行者の方々、
1名のぞいて全員このブログ読んでくださっていたよ(笑)
ありがたいね…
おそれいります。
やはりお伺いさせていただきたくコメントさせていただきました。
こうしたタクシーはスカルドゥ(ハプルー)でも行けるでしょうか。
やはりリージェントホテルで手配できるのでしょうか。
ガソリン代があがって値上がりしているでしょうか。
取り急ぎ。
ぴよぴよさん
記事内の日付を確認していただければわかりますが、
ここで紹介している料金(ピンディー〜フンザ/1台チャーター 12,000〜15,000Rs)は2018年のものなので、
当然料金はものすごく上がっています。
少し前でも20,000Rsにはなっていました。
ラワルピンディーから直接陸路で向かう場合、
スカルドゥはフンザより距離があり、途中の道も悪いですし、
さらにハプルーまで行くとなると、スカルドゥから片道3時間ほどはかかります。
ラワルピンディーからハプルーまで直接行く場合、
タクシーチャーターですとドライバーが一人しかいませんので、
おそらくは途中で1泊することが必要になり、場合によってはドライバーの宿泊費なども負担することになります。
私のざっくりした予想ですが(現地に確認した現在の正確な料金ではありません)、
1台25,000〜30,000Rsほどかかってもおかしくはないかと…
タクシーの手配は、旅行代理店やホテルなど、基本的にはどこでも可能ですが、
リージェントホテルは「フンザ行きの乗り合い相手が見つかりやすい」ということで紹介しています。
スカルドゥ出身の方もあの周辺に宿泊されてはいましたので、
一人で旅行に行き、1台を誰かとシェアしたいと言う場合はやはり便利かとは思います。
ラワルピンディーからハプルーまでというピンポイントで、同じ目的地の方を探すのは難しいかと思いますので、
ラワルピンディーからギルギットまで乗り合いタクシーを利用し、
そこからタクシーなりハイエースやバスなりでスカルドゥに行き、さらにハプルー行きのジープや4WDに乗り換えるのが現実的ではないかと思います(勿論、個人で車を完全にチャーターするならばどんなルートも可能ですが)。
ただ、本文中にも書いています通り、シェアタクシーは、
お一人の場合は当然見知らぬ人と一緒に乗ることになります。
ドライバーや同乗するのがどんな方なのかはわからないというリスクがあるとことをご承知の上でご利用くださいませ。
なんと、詳しい情報をありがとうございます。
パキスタンはわたしが知っていた空港ももうなくなり(?)、空港から市内にどうやっていくのかメトロバスとやらはどこをどう走っているのやらも含め、ハテナだらけでいるところでおります(コミッティチョークまでどうやって行けばいいのか、タクシーかぁ…とそれも頭を悩ませておりました。)
おっしゃるとおりです。ギルギット行きがみつかったとき、ドライバーとうまがあいそうで同乗者も一緒に行けそうな方なら…というのは宿泊でもなんでもそうですね。
スカルドゥにこだわらずに、乗り継いでいく、方向も考えてみます。
昔、急いでピンディーに行きたいという身なりのよい方々とギルギットからタクシーをシェアしたことがあります。「バスよりえらい楽ちんなうえ、速い!」と感動した覚えがあります。
手配は「どこでも可能」は心強いです。空港からメトロバスで行けるところに宿をとりたい気もあります。ですが、やはりパキスタンですと「みつかりやすい」のもまた心強いです。
運よくコミッティーチョークまでたどりついて、運よく周辺に良い人たちとのシェアがみつかりますように(NATCOはつらい…)。
しかしスカルドゥまでの道はやっぱり悪いんですねぇ…。
ありがとうございます。スズケーさんによいことがありますように!
こちらもいろいろ恵まれますように!
ぴよぴよさん
タクシーの手配自体はどこでも出来ますが、乗り合いを希望される場合
その相手を探すのは基本的にはご自身でやる形になります。
なお、スカルドゥは街自体にはめぼしい見所は少なく、
そこを拠点にハプルーやシガル、デオサイ高原を見るにしても、
車をチャーターして、1日に1カ所を日帰りで見れるくらいの時間がかかり、
チャーターしない場合は宿泊をする必要がでてきます。
スカルドゥの街を見たいとかではなく、そこを拠点にめぼしいところを観光したいとなると、
お金か時間がかかる、ということを念頭に入れておかれるといいかと思います。
なるほどです…だから「身なりのよい方々」はご自身でこちらに声をかけてこられたのですね。
ピールワダイでメンバー探しも捨てがたいですが、あてもないのに荷物をずるずる引きずっていくのを考えると、リージェント一択な気もしてきますね。
現地のイメージが掴めてまいります。
的確な御助言ありがとうございます。
チベット人だけどチベット仏教じゃなくてイスラム教徒という人びとの空気に、少しだけあわせてすごしてこれたらなと思っております。
本日付けでフンザまでリージェントホテルから利用しますが、1台25000ルピーでした。
東谷さん
情報をありがとうございます!
本文中に追記しておきますね。
ガソリン代の値上がりで、もんのすごいお値段になってますね…
お久しぶりです。
こちらやっと旅が終わったところです。
その節は大変お世話になりました。
こちらギルギットからのときにお声かけいただいたタクシーの運転手さんは7000Rsでした…あれはなんだったのか(現地人の知人もいたので現地値段だったかも。別の乗客もいた。合計したら25000いったのだろうか。)。
Natcoバスは3400Rs。猛暑にACバスだったのでめっちゃ助かりました(帰り諸事情があり乗った)
幼稚園バスは2200Rs。
グレースクラウンとリージェントはどちらも泊まりました!
リージェントは階があがるごとに値段が下がるので暑くない季節は上階で節約するのもありかなぁなどと思いました(逆に寒くてつらいのかもですけどね。とりあえず今回の旅は要ACでした)。
グレースクラウンの朝食、おかゆとスパイシー芋カレーと食パンとチャイという、どのチョイスをすべきか悩むメニューでおもしろかったです;
しかしコミッティ・チョーク界隈はメトロバスにアクセスしやすいし、おいしいウイグルレストランも近いしでめっちゃ便利でよかったです。
次回もあの界隈からリベンジしていきたいです(・ω・)ゞ
ハプルー近辺おもしろかったです。。。
PCR陰性で無事帰れてよかったです。。。
1パーセントくらいしかマスクしているひとみませんでした。。。
とりいそぎ御礼まで。
ぴよぴよさん
お帰りなさいませ。
情報がお役に立ったのであれば何よりです。
タクシーのチャーター代は値段は随時変わりますし(1日の差で変わることもある)、
流しの場合はドライバーさんによっても違う場合がありますので、
今だとリージェント発は25,000Rs定額なのかと思います(外国人だから差があるとかもあそこではないです)。
搭乗前のPCR検査が陽性になって飛行機をキャンセルしたパキスタン人の話もそこそこ聞きますので、
無事飛行機に乗れてよかったですね!
フンザ -> ラワルピンディ間のタクシーですが、7月30日発で30,000Rsでした。(乗り合い相手はタイミングが合わず)
パークホテルのアリさんに手配をお願いしたところ、「最近、ガソリンが高いから、25,000〜30,000くらいじゃない?」ってことでしたが、実際は30,000〜35,000が相場だったようで、30,000Rsでの手配には手間取ったようです。(前の旅行代理店は35,000以内までで手配可能とのことでした)
ガソリン価格よりも、パキスタン・ルピーの下落が止まらないので致し方ないでしょうね。スリランカのようにならないことを願うばかりです。
東谷さん
いつもありがとうございます。
ホゲーーーーーー!
もんのすんごいブルジョアなお値段になってしまっていますね…!!
む、無理ぃ!
私はもう、大人しくバスを使うしかないですね…!