こんにちは、スズケーです。
もう年末ではありますが、ぼっちで岐阜までお出かけしてきました。
行き先は岐阜モスク。
岐阜モスクでは、一般の方向けに毎月色んなテーマで講座を開講しているのです。
今月はたまたまテーマが「《母国紹介》日本よりも日本車率が高い国 パキスタン」ということだったので、
岐阜モスクも見てみたかったし、パキスタンか〜と言うことで足を伸ばしてみました。
イスラームやパキスタンに興味のある友人はいないし、
旦那には「わたし、いきません。あなたひとりでどうぞ!」と言われましたので、
一人でお出かけです。
できれば旦那が車で送ってくれたら良かった…
ちぇ。
目次
岐阜モスクとイスラーム文化講座
岐阜モスクは岐阜県岐阜市にある、岐阜県内に初めて出来たモスクです。
2008年夏に開堂しました。
公共交通機関の場合、岐阜駅からバスに乗り、最寄りのバス停からは徒歩10分と、かなりアクセスは不便です。
田んぼの中にぽつんと建つ白いドームの建物。
違和感あるような、ないような、微妙な感じ。
文化センターを併設していて、そこで文化講座やアラビア語講座が行われています。
岐阜モスクの公開講座に関しては、岐阜モスクのサイトで紹介されています。
今は2019年の公開講座の内容に更新されてますが、
これ、内容が更新されたのは2019年11月末で、それまでは2016年の公開講座の情報がずーっと掲載されていました。
なので私は「岐阜モスクの公開講座は以前やってただけで、もうやってないんだな」って思ってたんですが、実は毎月1回ずっとやってたらしいです。
今、今年の文化講座のテーマを確認してみると、「イスラーム教徒によるテロ行為について」とか、どんな話をするのか聞いてみたかった内容も。
できればサイトはちゃんと更新していただきたい。
関東なんかだと、東京ジャーミィが見学スポットになっていたり、バザーが開催されたりと、非ムスリムも気軽にイスラームに触れることが出来る機会があるなぁと思うのですが、
名古屋近辺はモスクはわりとあちこちにあるものの、そういったオープンなイベントがなくてつまらないです。
名古屋モスクでも見学は受け付けてますし、女性のためのお茶会なんかは開催されていますが、
見学は事前に予約が必要だし、「女性のためのお茶会」と聞くと、少人数の女性の集まりだと仲良しグループあったり空気読め感あるだろうなぁ…と感じて、一見さんは非常に参加しにくい。
「イスラームに興味を持つきっかけの場」が少ない東海エリアでは、岐阜モスクの公開講座は貴重な機会であり、イスラームやイスラム諸国に興味を持ってる人のためにも、サイトの更新はした方がいいのになーと思う次第。
公開講座以外にも、アラビア語講座とかアラビア書道教室もあるみたいです(これも11月末まで掲載されてなかった)。
イスラーム文化講座に参加してきた
《母国紹介》日本よりも日本車率が高い国 パキスタン
さて、2019年最後の文化講座は母国紹介で、パキスタンが取り上げられていました。
テーマは「日本よりも日本車率が高い国 パキスタン」。
日本で中古車業者として働くパキスタン人や、日本の車がどうやってパキスタンに輸出され、どうやって使われているのかとか、そういう話をするのかな〜と思ってたんですが、
全然違った(笑)。
メインは、プロジェクターを使ってパキスタンの基本情報の紹介と、各州の有名な食べ物や服装の違い、観光地の簡単な紹介。
車に関しては、大々的にタイトルに掲げてるわりには
「パキスタンにも日本の自動車会社があって、車を作って売っている」
「日本で10万キロ走ってもう使わない車でも、パキスタンでは壊れるまで使う」
「日本の車は燃費がいいのでみんな日本の車が好き」
ということがサラッと口頭で説明されたのみでした。
テーマの意味なし…!
日本語は話せるけれども完璧ではない感じのパキスタン人・ラザさんという方がスライドを使って紹介をしてくださったのですが、
プロジェクターを使っての説明もぶっつけ本番なのか、
スライドを見ながら「ちほう…ぎょーせー くぶん…?」とか言ってて、
多分、言ってる本人意味わかってないなと、ちょっとニヤニヤしてしまいました。
この他にも、K2があるのはカイバル・パクトゥンクワ州だと表示されたり、
カイバル・パクトゥンクワ州とギルギット・バルティスタン州が合併したということを言ったり、
説明に明らかな間違いが多いのが少々気になりました。
スライドを使ってのパキスタン紹介の後は、質疑応答があったのですが、
インドとの関係に関する質問が多かったです。
ただこれに関しても、多分日本語の語彙力の問題で、インドとパキスタンの歴史に関してや最近のニュースに関することで、結構間違った説明をしちゃっていて、
あらあらあらって感じでした。
あと、せっかく頑張って説明してくれたのに、みんなの前で「間違ってるよ」って指摘するのもよろしくないかな、と…
岐阜モスク見学とお昼ご飯
パキスタン紹介の後は、岐阜モスクの中を案内していただき、お昼ご飯を頂きました。
モスクの中は、外観から感じるよりもちょっと狭い感じ。
白を基調に、所々青いタイルが飾りに使われ、シンプルだけど素敵な内装でした。
お昼ご飯は男性は1階のメインの礼拝室、女性は2階の女性用礼拝室に分かれ、
チキンビリヤニとマトンカレー、キールなんかが振る舞われました。
チキンビリヤニがスパイス抑えめでおいしかった!
その他にも後からフルーツとか、インドネシアのお菓子とかがどんどん回ってきて、
量がすごくってとてもではないけど、全種類食べきれませんでした。
こういう食事はみんなで持ち寄りしてるんでしょうか?
モスクに限ったことではないんですけど、外国人が多数参加する場の食事って、
文化の違いからか、食べ残しがたくさん出るのが、私はすっごく気になります。
日本だと食事って
- お皿によそった分は全て食べる(無理のない量をよそう)
- 米粒1つ残さずお皿を空ける
- 食事中は遊ばない、歩きながら食べたりしない
ということを子供の頃から言われていて、
食事後のテーブルもすごく綺麗だし、各自のお皿の上に食べきれなかった残り物がどっさり…っていうのも少ないと思うんですが、
外国では食事に対してそんなに厳しくないんでしょうか、
お皿によそったのに食べなかった食べ残しとかすごいし、子供はスプーン振り回して遊んでるし、食事をこぼしても気にしないし、
食べ物がすっごくもったいないなぁって気にいつもなります…
集団礼拝の見学
食後ちょっとしてから、お昼の礼拝(ズフル)をするということで、そちらも見学させてもらえました。
この日は、年末年始のお休みなので、みんなで白川郷に遊びに行くんだと言う滋賀県からやってきたインドネシア人グループの方が岐阜モスクに礼拝のために立ち寄っていて、
普段よりもやや大人数での礼拝だったみたいです。
集団礼拝の見学の後はみんな解散。
私は電車とバスで来てたんですが、
文化講座で説明をしてくださってたパキスタン人のラザさんが「岐阜駅まで送ってあげる」というので、お言葉に甘えて車に乗せてもらいました。
てっきり岐阜駅方面に用事があるので、ついでに乗せてくれたのかと思ったら、
私が一人出来てて、バスで帰るというので、遠いのにかわいそうだからとわざわざ送ってくれたんだそうです。
私を岐阜駅でおろして、またモスクの方へ戻っていきました。
私が住んでるの名古屋だし、多分もう会わない可能性が限りなく高いけど…
誰でも気軽に参加できる 岐阜モスク イスラーム文化講座
名古屋からだと結構遠いのがネックですけど、
微妙ながらも一生懸命説明してくれる文化講座も楽しかったし、ご飯もおいしかったし、
エキゾチックな雰囲気のあるモスクの内装を見学できたのも良かったし、
岐阜モスクのイスラム文化講座、行って良かったです。
イスラム文化講座は毎月第四日曜日にやっているそうですが、毎月参加してる方もいるようです。
参加者のほとんどはムスリムではない日本人ですし、
イスラムのことを良く知らないとか、イスラムに興味はないけど紹介される国のことは興味があるとかでも、気にせず受け入れてもらえると思います。
さすがに毎月行く程では…って感じではありますが、
私もまた興味があるテーマの時は、参加してみたいなぁと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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なんだかんだ楽しそうでよかったね。俺も東京辺りでイベントやってたら行ってみよう。
ひろさん
東京ジャーミィはわりとイベントやってるし
緑量や雑貨が買えるお店もあるから、イベントない日に行ってもいいと思うよ!
https://tokyocamii.org/ja/
https://dancyu.jp/read/2019_00001997.html