こんにちは、スズケーです。
2018年にパキスタンの結婚や家族の在り方をテーマに作られたベルギー映画「婚礼(Noces)」を見たあと、もう1本同じような題材の映画を見ました。
ノルウェーの映画で「HVA VIL FOLK SI」、英語タイトルは「What Will People Say」。
Iram Haqという監督の映画で、
アカデミー賞外国語映画賞に出品された作品です。
日本では未公開。
テーマは以前紹介した映画「婚礼(Noces)」同様、
移民として海外に暮らすパキスタン人の家族の在り方と彼らの名誉についてなのですが、
センセーショナルなラストに終わった「婚礼(Noces)」に比べ、
もっと地味で、それ故にリアルで「実際こういう家族は多いのだろう…」と考えさせられる内容。
主人公の父親が「婚礼(Noces)」よりも、
娘を大事に思っているゆえの複雑な感情や様々な葛藤を持っているのが見て取れて「結局どうするべきだったのか」こちらまでいつまでも悩んでしまうような
複雑な余韻の残る映画でした。
HVA VIL FOLK SI(What Will People Say)
![HVA VIL FOLK SI](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-image.jpg)
HVA VIL FOLK SI(What Will People Say)
- 製作国:ノルウェイ
- 制作:2017年
- 上映時間:106分
- 監督 : Iram Haq
- 出演 :
Maria Mozhdah、Adil Hussain、Ekavali Khanna、Rohit Saraf、Ali Arfan、Sheeba Chaddha、Jannat Zubair Rahmani、Lalit Parimoo - あらすじ:
ニーシャは聞き分けのよいパキスタン人の娘と、友人らと年相応に羽目を外すどこにでもいる高校生と、二重生活を送っている16歳の高校生。ある夜、自分の部屋に気になっていた男の子を連れ込んでいるところを父親にみつかったことから彼女の運命が狂い始める。父親に無理矢理パキスタンに連れて行かれ、置いてきぼりにされるニーシャ。
一方で父親もまた、娘のしたことにより同胞から白い目で見られ苦境に陥っていた。娘への思いとパキスタン人としての名誉に悩む父。
父娘が最後に選ぶ道は?
海外サイトでなら有料で見れるっぽい、かな。
「HVA VIL FOLK SI」あらすじ(ネタバレ)
就寝前に家の様子を見て回っているパキスタン人男性。
同じ頃、深夜の道を一人走る少女。
部屋に戻ると即座にベッドに滑り込む。
間一髪のタイミングで父親・ミルザが彼女の部屋を確認しにきた。
翌日、友人らとバスケットボールを楽しむ少女。
彼女の名前はニーシャ。高校生。
ノルウェーに住むパキスタン移民の2世で、
家の中ではパキスタンの文化に親しむ聞き分けの良いパキスタン人の娘、
外では友人らとクラブに出かけたりタバコを試してみたりお酒を飲んだり、年相応に羽目を外すどこにでもいる高校生と、
二重生活を送っている。
![HVA VIL FOLK SI 01](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-01.png)
ある夜、気になっていた白人の友人男性を自分の部屋にこっそり誘い入れたニーシャ。
しかし部屋で二人でいるところを父・ミルザに見つかってしまう。
怒りを押さえきれない父が相手の青年に暴力を振るい、
ニーシャにもまたその怒りをむけたことから児童保護施設(?)で過ごすことになったニーシャ。
ニーシャの元に父親が、彼女を迎えにやってくる。
「彼を愛しているわけではないし、結婚をするつもりはない」というニーシャに、
「愛してもいない男を部屋に招き入れてベッドを共にするのか!?
ベッドを共にしたくせに、相手と結婚するつもりはないと!?お前のような娘はいらない!」
と怒鳴るミルザ。
彼とはキスをしただけでそれ以上のことは何もないというニーシャの弁明も聞く耳持たず
出て行ってしまう。
![HVA VIL FOLK SI 02](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-02.png)
実は、父・ミルザ自身も、同胞のパキスタン人らから
「一度罪犯した子供は同じ事を繰り返すし、それは他のパキスタンの子供にも伝染する。
お前の娘の行動が自分たちの娘にも悪影響を与えるようになったらどうしてくれるんだ?」
と詰問され、苦境に陥っていた…
ニーシャの元に母から電話がかかってくる。
「話し合いをしましょう。父親が迎えに行くから戻ってくるように」と。
ニーシャもパキスタン人の娘。家族を愛している。
家に戻りたくてたまらなかったニーシャは喜んで、迎えにやってきた兄と父が待つ車に乗り込む。
無言のままの車内。
最初に口を開いたのは父だった。
「お前は何か行動をする前に、私達家族のことを考えることはなかったのか?
お前がした行為の評価はお前だけのものではない。家族にも影響を与えるものだ。
今、同胞のパキスタン人らは私達家族を見て笑っている。
お前はそれについて考えたこともなかったのか?
彼らは私の店で買い物をするのもやめてしまった。
私や母さんがお前を育てるために、この異国の地でどんな苦労をしてきたか知っているか?
国を出て、人が嫌がる厳しい仕事だってしてきた。
全て子供の、お前のためだ、ニーシャ!
そのおかげでお前はここまで大きくなり、学業に励むこともできた。より良い人生を送ることができたんだ。
お前は何かする時に、
自分のことだけでなく、他の人のことを考えることはないのか!?」
父の言葉に何も答えることができないニーシャ。
途中、車が家に向かっているのではないことに気がつき、
どこへ向かっているのか訊ねるニーシャ。
「ちょっとした旅行だ」と答える父に不安を感じ、
行きたくないと抵抗するも、口答えは許されず、持っていたスマホも捨てられる。
到着した先は空港。
父がしっかり手をにぎっていて逃げられない。
ニーシャはそのまま父とともに、身一つでパキスタン行きの飛行機に乗せられてしまう。
![HVA VIL FOLK SI 03](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-03.png)
到着した先はパキスタンの叔母の家だった。
自分のルーツの国とはいえ、もはや知らないことの方が多いパキスタンに戸惑うニーシャ。
ほぼ初対面と言っていい親戚らともうまくコミュニケーションがとれない。
父が何を考えているのかも、自分がこれからどうなるのかもわからない。
そうこうしているうちに父が帰ると言う。
「お前がただ、健やかにあることを願っている。お前は私の全てだ」
そう言い残して、父は一人でノルウェーに帰ってしまった。
![HVA VIL FOLK SI 04](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-04.png)
Tシャツとジーンズをシャルワールカミーズに着替え、ニーシャのパキスタンでの生活が始まった。
家では掃除やチャパティ作りなどをやらされる。
これまでのいきさつを知っているのか、ニーシャにキツくあたる叔母。
こっそり自分のパスポートを探すが見つからない。
買い物に出た隙にインターネットカフェから助けを求めようとするも、
あと一歩のところで叔母に見つかり家に軟禁されてしまう。
その夜、叔父に言われる。
「また今回のようなことをしたらどうなるかよく考えろ。
お前の父親はシアルコットの小さな村の、田舎者の男とお前を結婚させるだろう。
その後の人生は水牛の乳搾りに追われて終わるんだ。お前はそれを望むのか?」
ニーシャの目の前でパスポートに火がつけられ燃やされる。
「さぁ、これでお前は私達の娘だ。」
![HVA VIL FOLK SI 05](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-05.png)
8ヶ月後。
パキスタンの女学校に通うニーシャ。
学校に行くことと家事以外やることもない。
これまでしてこなかった礼拝もするようになり、一人でチャパティも作れるように。
パキスタンに慣れてきたものの、ここでは彼女の気持を理解してくれる人はいない。
屋上で一人涙を流すニーシャにいとこの青年アーミルが声をかける。
アーミルはニーシャが初めて来たときから年の近い女性の出現を密かに気にしていたのだった。
「どうして泣いているの?」と訊ねるアーミルにすがりついて泣くニーシャ。
二人の距離は急速に縮まり、家族の目を盗んで密やかに交流を重ねる。
ニーシャのパキスタンでの生活に、ほんの少し彩りが添えられた。
![HVA VIL FOLK SI 06](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-06.png)
ある夜、こっそり家を抜け出して人気のない路地でキスをして抱きあっていた二人。
そこを警察官に見つかって、ニーシャは服を脱がされ、アーミルと二人で抱き合っている写真を撮られてしまう。
翌朝、警察官に連れられて戻ってくる二人。
警察官は二人の写真を見せて叔父と叔母から賄賂を要求する。
家の中は大騒ぎ。
ほどなくして父がニーシャを迎えにくる。
「こうなった以上二人を結婚させるのがいいのではないか」とミルザが提案するも
ニーシャを気に入らない叔母らが
「あなたの娘が私の息子をたぶらかしたのよ!
あの子はもうここには置いてはおけない。つれて帰ってちょうだい!」と固くなにそれを拒む。
来た時と同じ道を車で戻っていく父娘。
途中で車を停め、父はニーシャを道のはずれに連れて行く。
そこには崖があり、ミルザは一言ニーシャに告げた。
「さぁ、するんだ。」
父が自分にここから飛び降りて死ねと言っているのだと理解するニーシャ。
何も答えられないし、動けない。
「さあ。
自分でするのか?それとも父さんがするのか?」
「ごめんなさい」と泣き叫ぶニーシャ。
自分自身大切な娘に死ねと言わなければならない程に追いつめられて涙を流すミルザ。
![HVA VIL FOLK SI 07](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-07.png)
結局ノルウェーに戻ってきた父娘。
二人の姿をパキスタン人らが遠巻きに黙って見ている。
何があったのか、彼らのコミュニティには伝わっているのだろう。
ニーシャ学校へ通うことは許されるも、送り迎えは父が一緒。
部屋も小さな妹と同室。友人らと口をきくことも禁じられてしまう。
彼女の行動は完全に監視されることに。
ある日突然、ニーシャに結婚の話が持ち上がる。
相手はカナダに住むパキスタン人・アドナン。
本人はその場におらず、ビデオチャットでの会話となった。
「うちの娘はパキスタンの文化を熟知している。どんなパキスタン料理だって作れる」と自慢する母。
アドナンは医者で、結婚したらニーシャはカナダに住むことになると言う。
「うちの息子も医者を目指して勉強中なんだ。
ニーシャも結婚してカナダで落ち着いたら勉強を再開し、ゆくゆくは仕事だって…」と語るミルザに、アドナンの両親は
「あら、アドナンはいい仕事についているんだもの、彼女が学校に行ったり働く必要なんて一切ないわ!子供もできるし、家のことだってやってもらわなくちゃ。忙しくて働く時間なんてないわ」
と答える。
ニーシャによい教育を、良い人生を…と頑張り続けてきたミルザは、
それを聞いて表情をこわばらせる。
ニーシャとの結婚を望むというアドナンとその家族は
「ニーシャ、お前はアドナンのことを好きかい?」と聞く。
ほとんど会ったこともない知らない相手のことを好きであるはずがない。
けれど実質彼女に選択権はない。
黙ったまま、無理に笑顔を作ってうなずくニーシャ。
この場で婚約が決まってしまった。
![HVA VIL FOLK SI 08](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-08.png)
どうやら相手の家族はこの家に何が起きているかを知っているらしい。
「ありがとう。こんな最悪のタイミングにこういうお話を持ってきてくれて」とお礼を言う母に、アドナンの父親は答えた。
「気にすることはない。この結婚が成立すれば、うるさいやつもそのうち黙るさ」
夜、ベッドですすり泣くニーシャ。
このままでは自分の意志とは無関係に人生が決まってしまう。
静かに服を着替え、ベランダから家を抜け出すニーシャ。
この家と、家族との決別を決める。
雪の降る夜道から家を見上げると、そこには窓からニーシャを見つめる父の姿が…
しかし父は何も言わない。動かない。
黙ってニーシャを見つめるだけ。
そしてニーシャは、雪の夜道を消えて行った。
![HVA VIL FOLK SI 09](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-09.png)
「HVA VIL FOLK SI」感想
監督自身がニーシャと同じような経験をしているそうで、とてもリアルな作品でした。
究極の選択である名誉殺人で締めくくられた「婚礼(Noces)」と異なり、
もっと地味だけど、この後どうなるのか気になるし、
娘の気持も父の気持も、両方わからなくもなくて苦しい、そんな結末のラスト。
本当にこういうのって、どうすればいいんでしょうね?
![HVA VIL FOLK SI 11](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-11.jpg)
ミルザがニーシャに対して怒りをぶつけるのも、
ミルザが同胞から冷たくあたられるのも、
その原因となっているのはパキスタン人コミュニティが与える無言の抑圧なのですが…
海外にいても自分たちの文化に誇りを持って大切にするのは素晴らしいことだと思う。
でも、海外でその国の他の子供達と同じように育てた子供達にまで
パキスタンにいる子供達と同じように育てと要求するのは、少々酷じゃない?
親の世代はパキスタンを知っている。
だから異国の地でもそのままパキスタンのスタイルを貫けるけれど
最初から異国の地で異文化に浸かって育った子供達にそれを求めるのはやっぱり無理なことだと思う。
多分、異国の地で苦労を重ねてきたミルザ自身は、
ニーシャに対し「パキスタンにいる女性同様すぐに結婚して家庭に入ればいい」とは思っておらず、娘はきっと勉強をして仕事をして…と、ヨーロッパでの近代的な生き方をするのだろうと考えていた。
ニーシャがコソコソせず、ボーイフレンドを両親に紹介していたら
もしかしたら相手がパキスタン人でなくとも、ミルザは認めたのかもしれない。
けれども父は許しても、パキスタン人コミュニティは許さない。
また、パキスタン人を相手にする商売をしている限り、そのコミュニティから無視されたら生活していけなくなる。
自分たちの文化にプライドを持っている国の移民コミュニティの難しいところです。
「郷に入れば郷に従え」って考えを持ってる人の多い日本人だと
こういうことって少ないんじゃないかなって思うんだけどね。
原題の「HVA VIL FOLK SI」は日本語訳すると「人々が言うこと」になるそうなので、
やはりこの映画のメインテーマは「パキスタンの父娘の関係」ではなく
彼らの属するコミュニティが持つ”問題”や”闇”なんでしょう。
元々ミルザもそのコミュティの恩恵を受けてビジネスをし、生活してきたわけですが、
奇しくも自分の娘であるニーシャが起こしたことがきっかけで、
コミュニティの持つ封建的な考え方や変化を拒むことなど、ヨーロッパの現代社会にマッチしているとは言い難い問題がミルザの前に浮き彫りにされていく…
![HVA VIL FOLK SI 10](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2019/01/HVA-VIL-FOLK-SI-10.jpg)
終盤で、家族の名誉を守るために積極的に結婚の話を進める母と、
娘の幸せはこれでいいのか、こんな結婚をさせるために娘を育ててきたのかと複雑な顔をする父ミルザの対比が面白かったです。
ラストでミルザは、娘を愛するが故、自分自身がパキスタン人コミュニティの持つ問題に気がつき始めているが故に、雪の中去っていくニーシャを黙って見送りますが、
これを見つけたのが母親だったら、なんとしてでも連れ戻そうとしたんじゃないかな?
母親はノルウェーの言葉も話せないようだったし、彼女の世界は完全に
パキスタン人コミュニティの中にしかないんでしょうね。
だからそこで面目を失ってしまうことが一番怖い。
自分たちの生活を守るためにも、家族の名誉を回復させるのがなによりも重要だった。
やっぱり、生活することに対しては女性は男性より現実的なんだなぁって思いました。
家族の名誉を守るために娘を早々に結婚させるのも厭わない母親を酷いと思う人もいるかもしれないけれど、
恐らくパキスタンで育ったのであろう彼女にとって「娘」というものは、往々にしてこうやって家のために結婚していくもので、それに対して何の疑問も罪悪感も持っていないんだと思います。
移民の2世、3世が育っていけば、そのうちゆっくりと、こういうことも変わっていくのかもしれませんね。
なかなか興味深い作品でした。
以前紹介した映画「婚礼(Noces)」の感想やネタバレあらすじはこちらをどうぞ。
個人的には「婚礼(Noces)」よりも、今回の「HVA VIL FOLK SI」の方が
よりリアルで好きかな。
チラッと出てくるパキスタンの風景も美しいです。
![パキスタンの結婚を描いた映画「婚礼(Noces)」](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2018/11/noces-1-320x180.jpg)
パキスタン系移民が出てくる映画で、日本でDVDが入手できるものではこんなものもあります。
こちらはパキスタン人男性と白人女性の恋愛の話。
娘が主人公であるこれまで紹介してきた2つの映画とはちょっとまた視点が違います。
中古でならDVDも手に入るみたいなので、ぜひどうぞ。
![パキスタン人移民二世のリアルな恋愛事情「やさしくキスをして」](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2020/04/ae-fond-kiss-ec-320x180.jpg)
お読みいただきありがとうございました!
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治安、旅行ガイド、両替やATM、フンザへの行き方など、ブログ内のパキスタン旅行や滞在に関する必要情報・便利情報をまとめた目次(サイトマップ)です。
![パキスタン・フンザ ガイド](https://suzukikeiko.com/wp-content/uploads/2018/10/pakistan-hunza-guide-e1540648618201-320x180.jpg)
デザイナーとライターをしています。お仕事のご依頼やご相談もお気軽に。
ウルドゥ語が解かるといろいろ面白いことがあるんだね。(笑)
ひろさん
そうだね、映画やドラマもわかるし、買い物するときも便利だしね。