こんにちは、スズケーです。
図書館でたまたま手にとった本に、チラっとですが、パキスタンやフンザのことが出て来ました。
山田雨月さんの「へき地メシ 世界の果てまでイッテ食う!」。
(2024/09/15 14:55:04時点 Amazon調べ-詳細)
絵がかわいい。
フルカラーのマンガだったので、綺麗で読みやすかったです。
へき地メシ 世界の果てまでイッテ食う!
著者の山田雨月さんは別冊マーガレットでデビューされた少女漫画家さんだそうですが、今はイラストレーターとしても活躍されているみたいです。
海外旅行は、マンガで賞をもらったときの副賞でオーストラリアに行ったのが初めてで、
その後、ツアー旅行、フリーツアー、航空券とホテルだけを自分で手配…と旅行スタイルを変えていき、
最終的に今は航空券だけとって旅行に行くバックパッカースタイルで旅行をされているよう。
で、これまで行ったご旅行のうち「食べ物」にスポットを当てて本にしたのが「へき地メシ 世界の果てまでイッテ食う!」。
- インド〜パキスタン
アムリトサル、フンザ、カラッシュバレー - 中国
天津、平遥、青島 - チェコ
プラハ - ペルー〜ボリビア
クスコ、ナスカ、ウユニ
ぶっちゃけ、紹介されている国もそんなに多くないし、1時間以内であっという間に読み終えちゃうくらいの本です。
絵はかわいいです。
他の地域はさほど興味なかったんですが、インドとパキスタンが掲載されてるので借りてきました。
そこまで食事中心の内容って感じではない普通の旅行記マンガ
タイトルは「へき地メシ」と、旅行ご飯マンガみたいになってますが、
実際は「旅行記の中にちょっと食事も紹介してます」程度で、そこまでご飯に特化した内容の本ではないです。
「グルメ系マンガ」と思って手に取るとがっかりします。
どっちかって言うと「旅行記マンガ」です。
出てくる食事も細かく紹介されているわけではなく、「旅行中にこういうことをしたらこんなご飯が出て来た」と、話の流れとしてサラッと紹介されている程度。
かわいい系のイラストなのでご飯もイラストとしてはかわいいんですけど、
それゆえにシズル感(美味しそうな感じ)が感じられるわけではなく、説明が書かれてなければどんな料理かわからない。
あと、出てくる場所は、バックパッカーにはメジャーな場所ばかりで「へき地」じゃないだろう、と…
他の旅行マンガとの差別化のためにあえてこういうタイトル・テーマにしたのかな〜と思うのですが、旅行記としてもグルメマンガとしても残念ながら中途半端になっちゃってます。
タイトルは旅行グルメ本みたいなのに、ご飯の絵をおいしそうに魅力的にかけてないのはやっぱり致命的で、ご飯にそこまでとらわれず、普通の旅行記にした方が良かったんじゃないの…と言う気がします。
イラストはかわいいので勿体ない。
パキスタンのへき地メシ「フンザの結婚式ディナー」
128ページの本ですが、
パキスタンについて書かれているページは本編14ページと、オマケの小話8ページ。
フンザの紹介はそのうち8ページ程です。
フンザに旅行に行ったこと、滞在していたアルティットのゲストハウスのオーナー家族に誘われてギルギットで行われた結婚式に参加したことについての紹介。
本の一部をちょっとだけ紹介すると…
まぁこんな感じで、グルメマンガみたいなタイトル掲げている割には、食事そのものの描写は小さいし、少ないです。
パキスタン編は、最後のページに見開きで食事のイラストがついていました。
(ちなみに中国編は、お土産のイラスト紹介になっていて、もはや全くグルメマンガじゃないって言う…)
Cafe De HUNZAのウォールナッツケーキや、フンザのゲストハウスのコースディナーが紹介されています。
旅行記としてもグルメマンガとしても中途半端ではあるのですが、
2015年以前くらいまでにフンザに行ったことがある方は
「あ、こういうディナーシステムあった!懐かしい!」
ってなること請け合いです。
そういう懐かしさを感じたいなら手にとってみても良いのではないかと〜。
フンザの結婚式については
こちらの記事でも紹介しています。
ペシャーワルのプリンス
あと、フンザではないのですが…
ペシャーワルのガイド兼ソーシャルワーカーの「プリンス」が出て来たので
不意打ちでウケました(笑)
この記事でチラッと書いてるのですが…
昔ペシャーワルでは、バックパッカーの間で有名な「ババジーツアー」なるものがありまして、ババジーと呼ばれるおじいさんによるアレンジで
デコトラ工場、アフガン国境、スマグラバザール(アフガンバザール)、麻薬王のお家、密造銃の街などに連れていってもらえました。
バックパッカー的にこれがペシャーワルの名物だったのですが、
いつの間にやらババジーではなく、「プリンス」と名乗るガイドも出て来て、同様のツアービジネスを始めました。
著者の山田雨月さんも、このプリンスに遭遇したらしく、プリンスの紹介が描かれていました。
プリンスに関して
「しゃべるしゃべる 高速でしゃべる とにかくしゃべる」
「(親切だけど)一緒にいると増す疲れ」
という記載があるんですが、めっちゃわかる(笑)
フンザの話より、プリンスの話の方が断然面白かったので、気になる方はぜひ「へき地メシ 世界の果てまでイッテ食う!」を読んでみてください。
(2024/09/15 14:55:04時点 Amazon調べ-詳細)
お読みいただきありがとうございました!
コメント欄はちょっと下にあります。承認式ですが、コメントはお気軽にどうぞ。
パキスタン、フンザ旅行に関する情報記事の一覧はこちらから!
治安、旅行ガイド、両替やATM、フンザへの行き方など、ブログ内のパキスタン旅行や滞在に関する必要情報・便利情報をまとめた目次(サイトマップ)です。
デザイナーとライターをしています。お仕事のご依頼やご相談もお気軽に。
コショーサンゲストハウスの夕飯、ベジもノンベジもうまかった~。景色いい場所でみんなとワイワイお喋りしてご飯を食べてた頃がなつかしいな~。俺あの当時は景色いいところでお茶飲んだりタバコ吸うのが当然だとおもってたよ。(笑)今思うと凄い贅沢だよね。(笑)よい思い出でござる。
ひろさん
あのディナーシステムがなくなっちゃったのはさみしいよね。
でも今みんな、レストランとかにいてもずっとスマホいじってるし、例えあのディナーシステムが残っていたとしても
前とはぜんぜん雰囲気違うだろうなぁと思う。
あそこにずっといると「景色は良くて当然」になるよね…(笑)