こんにちは、スズケーです。
パキスタン国内でも、地域によって料理は様々。
フンザにも、フンザ独特の伝統料理があります。
スパイス控えめ、フンザで採れる食材中心、オイルはアプリコットオイル…
本当に伝統的なフンザの料理は、いわゆる「オーガニックフード」「ヘルシーフード」的な感じのものになります。
ちょっとクセのあるものも結構あるので、好き嫌いは別れるかも。
フンザの食については、こちらでもチラッと紹介しています。

スパイスやらなんやらが簡単に手に入るようになった関係で、
手間ひまかかるバリバリの伝統料理は一般家庭の普段の食事にはあんまり見なくなってきているものの
餃子みたいなマントゥ、酵母パンのピティなどは、今でも一般的な日常食としてフンザの人々に好んで食されています。
そんなフンザの料理が食べられる食堂が、ラワルピンディーにもあるんです〜。
というわけで、今回は、ラワルピンディーでフンザ料理が食べられるレストラン
「GB Mountain Foods」の紹介。
目次
ラワルピンディーのフンザ料理レストラン「GB Mountain Foods」
ラワルピンディーでフンザ料理が食べられるレストラン、
その名も「GB Mountain Foods」。
GBは、”ギルギット・バルティスタン”の略ですね。
ラワルピンディーのサディカバードにあります。
レストランと言っても小さなローカルの食堂です。
ちなみに、女性用のスペースは用意されていません。

GB Mountain Foods
- Gazali Road Near Afandi Colony Sadiqabad Rawalpindi
- +92 344 9494596
- https://www.facebook.com/gbmountainfood/
※facebookページに出ている地図は場所がおかしいので注意
ラワルピンディーのメトロのレヘマナバード(Rehmanabad)という駅で降りて、徒歩で15分くらい。
すぐ近くにビラールホスピタルという病院があるので、
タクシーなどで行く場合は「サディカバード、ビラールホスピタル」と告げるとわかりやすいと思います。
サディカバード周辺はフンザの方も多く住んでいて、イスマイリー派の集会所兼礼拝所であるジャマットカーナもあります。
ふと見ると、歩いてる人の多くがフンザ人。
ラワルピンディーにいるのに当たり前のようにフンザのブルシャスキー語が聞こえてくる不思議。
私はこの近くに親戚の家があって、サダルにあるメトロの駅から家に戻るためにレヘマナバードまでのトークン(切符)を買ったら、スタッフに「レヘマナバード?なんで?」と怪訝な顔をされました。
ラワルピンディーに住むフンザ人にも人気
GB Mountain Foodsは、ラワルピンディーに住むフンザ人の憩いの場にもなっているよう。
私が行った時は、お客さんはフンザの人のみでした。
大きなレストランではないし、他の地域の人が「フンザの料理を食べに行こう!」とわざわざ足を運ぶような感じではないかもしれません。
あくまでもフンザ人による、フンザ人のためのレストランって感じ。
訪れる人には「フンザの味そのままだ!」と、なかなか好評のようです。
フンザの家庭料理が食べられる
GB Mountain Foodsで食べられるのはこんな感じ。
季節によってメニューは変わるみたいです。
- ピティ(フンザブレッド。フンザの酵母パン)
- アルゾク(揚げパン・甘くないドーナツ)
- マントゥ(蒸し餃子)
- ダウロ(うどんみたいなスープ)
- ハリサ(肉、麦、豆などをドロドロにしたカレー)
- チャプシュロ(お肉のカレーを挟んで焼いたナン)
- チャムス(アプリコットジュース)
- ナムキンチャイ(塩味のチャイ)
- トゥモロティー(フンザのハーブティー)
がっつり食事をするというよりは軽食っぽい感じ。
私はマントゥとトゥモロティーをオーダー。
マントゥは希望の個数で頼む事が出来ました。
とりあえず、たこ焼きと同じ感覚で8個注文。
マントゥ8個とトゥモロティーで200Rs程度だったかと。
ダウロも聞いてみたけれど、5月半ば過ぎではダウロはもうやってませんでした。
寒い時期のみだけだそうです。
マントゥを頼んだら、あと少しで蒸し上がるから10分くらい待ってと。
蒸したてが頂けるのであれば勿論待ちましょう。
店内にも空いてる席はあったのですが、暑かったので少しでも風が欲しくて
店先に並べてある席へ。
同じ席に座っていたおじさんと話をして待機。
その間たまたま、私のことを知ってる方がやってきたり。狭い世界です。

スタッフが、店先にある蒸し器のフタを開けるとムワッと湯気が出て、
そこからできたてのマントゥをお皿にわけて、タレと一緒に私の前へ。
おお…マントゥだ…と感動しながら喜んで口に運んでみたら。
めっちゃ辛い…!!!!
何これなんでこんなアホみたいに辛いの!?
フンザでこんな辛いもん食べたことないわ…!!!
辛すぎて味がよくわかんないし、しかもできたてホヤホヤで熱々なので、口の中が熱くて痛くて涙が出るくらい辛い。
付け合わせのソースに甘みがあるのでなんとかそれをたっぷりつけて中和しつつ完食したけど、8個も頼んで失敗した…と思いました。
激辛マントゥを食べる合間に時々少量の砂糖をジャリジャリすることでなんとか完食した。
いや、冷めてから食べたら味はわかったし、おいしかったんだけども。
やっぱり辛すぎでした。
「フンザの味」っていうけれど、あの辛さは多少パンジャーブアレンジされてんじゃないの?って思いました。
注文する時は、まずは少量頼んで様子を見るといいかもです。
私は激辛マントゥに不意打ちで泣かされましたが、ダウロとかアルゾクとかピティとか、フンザの料理をラワルピンディーで低価格で食べられる場所ではあるので、
ラワルピンディーでフンザのご飯を食べたい!って方は、行ってみてもいいのではないかと思います。
オシャレなフンザ料理レストラン「Wild Thyme」
お高めでもいいのなら、
イスラマバードにおハイソでおシャンティなフンザ料理レストラン「Wild Thyme」もありますよ。

Wild Thyme
- Shaheen Market, Street 14, E7, Islamabad
- +92 51 8441748
- https://www.facebook.com/wildthyme.pk/
イスラマバードのE-7地区のShaheen Marketの中にあります。
外観からしてオシャレなレストラン。
駐在員の奥様など、外国人ウケしそうですね。
店内にはフンザの景色の写真や刺繍などが飾られています。
お値段は、マントゥ:約600Rs、ダウロ:約600Rs、チャプシュロ:800〜1,000Rsと、
1回行ったら私の泊まってるホテルの宿泊料と並ぶわ、って感じなので、私はちょっと行こうという気にはならないのですが…
チャイとかも200〜300Rsして、嘘でしょ!?って感じ。
写真を見る限り、お料理もオシャレすぎて「これホントにフンザ料理!?」ってなるくらい、綺麗でかわいらしく盛りつけてありました。
Tripadvisorとかでの評判はボチボチといったところのよう。
パキスタン在住の駐在員さんとかが行くならば、前述の「GB Mountain Foods」よりは、こちら「Wild Thyme」のが行きやすいかもですね。
でも旦那は、こういうお高いレストラン好きじゃないので多分嫌がる。
ラワルピンディーやイスラマバードでフンザ料理を食べたいという方、ご予算や目的に応じて選びつつ、「GB Mountain Foods」や「Wild Thyme」へ足を運んでみてくださいませ。
お読みいただきありがとうございました!
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E-7のフンザ料理店は8月頃から閉店しています(というか、店がなくなっています。)。
在留邦人さん
ありがとうございます。
サイトを確認したら、今はデリバリー&ケータリングのみみたいですね。
コロナの影響かと…