こんにちは、スズケーです。
本格的な検査が始まってから、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数がわりとズバッと増えつつあるパキスタン。
昨日一気に100人以上の感染者が増え、患者数はあっという間に200人弱に…
現在、イラン帰りの巡礼者で検査隔離中の人達も数百人いるようなので、
もしかしたら今後数日間でさらに増えるかもしれません。
ワガボーダー(印パ国境)のフラッグセレモニーも数日前から中止。
インドの通達では、3月16日よりインド・パキスタンの国境を閉鎖し、外交官や国連職員をのぞく全ての人の通過ができなくなる(もしかしたら外国人旅行者が「インドからパキスタンに出る」はできるのかもですが…)ということで、
パキスタンは外国人の入国を制限していないものの、
実質、空路でしか入国できなくなっている感じのようです。
現在、国際線の発着はイスラマバード、ラホール、カラチの空港のみで、
中国からの直行便の発着は許可されていません。
一応今は、結婚式や集会、大規模イベントなどは中止するよう言われているものの、
国内旅行はできる状態ではありますが、
ついにパキスタンでも新型コロナウイルスでの死者が出て、
感染者数もどーんと増えていることから、
今後長距離移動に関して何らかの規制が出たり、外国人の入国に関して制限が出てくる可能性もあるかもしれません。
そんな中、ラワルピンディー〜ギルギットの移動料金に関して
政府が取り締まりを始めたようなのでご紹介を。
ラワルピンディー〜ギルギットの乗車料金
ラワルピンディーからギルギットなど、長距離移動する際の運賃は、
政府の公式レートが定められているのですが、
場合によっては上乗せした料金で乗客を乗せているバス・タクシーなどもありました。
ギルギット・バルティスタン州の警察が、こういった超過料金をとるバス・タクシーのサービスの取り締まりを始めたそうです。
ラワルピンディー〜ギルギットの公式料金が一定に
政府が定めているラワルピンディーからギルギットへの公式レートは以下の通りです。
2020年3月現在の料金。
観光シーズンの夏場には、もしかしたらもう少し料金設定が上がるかもしれません。
- ACバス 2,300Rs(faisal moversは2,700Rs)
- ノンACバス 1,800Rs
- コースター 1,800Rs
- 乗合タクシー(助手席) 4,500Rs
- 乗合タクシー(後部座席) 4,000Rs
※2020年3月現在
料金に問題がある場合は以下の電話番号へ、現在地と車のナンバーを連絡。03555558878、03425192712、03555721289
警察が結構厳重にチェックをしているようで、
運営会社やドライバーが超過料金を徴収したことが認められた場合には、差額分を回収し、乗客に払い戻ししてくれるそうです。
バスなどに乗る時は、チケットをもらえると思いますが、
そこに料金が書いてあるか、そして記載されている料金が支払った金額と同じかをしっかり確認しましょーう。
旅行者は政府運営のNATCOのバスを利用することが多いかと思うので、まず料金で揉めることはないかと思いますが…
ちなみに、こちらの画像だと、ギルギット・バルティスタン州の警察が発表している金額とちょっと違うんですが…
何が正しいのか不明。
ざっくりした目安として、これくらいの料金、と覚えておくといいかもです。
- ラワルピンディー〜ギルギット間の民間バス:2,623Rs 、NATCOのバス:2,154Rs
- ラワルピンディー〜フンザ間の民間バス:3,020Rs 、NATCOのバス:2,470Rs
- ラワルピンディー〜スカルドゥ間の民間バス:3,362Rs 、NATCOのバス:2,835Rs
ラワルピンディーからフンザやギルギットへの行き方
ラワルピンディーからフンザやギルギットへの行き方に関しては、こちらの記事で詳しく説明しています。
NATCOの場合、ラワルピンディーからフンザへ直接行くバスは1日1本、夕方のみしか出ていません。
そしてフンザ行きの便は、バスがボロいです…!
ちょっとリッチなDAEWOOタイプのバスは、ギルギットまでの運行便のみ。
2019年に私が乗った時は、運悪く、行きも帰りもシートのリクライニングができませんでした…
タクシーチャーターをする場合は、こちらの記事を参考に。
ちょっとお値段ははってしまいますが、タクシーチャーターの場合、
特にナラーン・バブーサル峠経由の道(N15)が通れる夏期の間は、バスより断然早く到着しますので、時間のない短期旅行者さんにはおすすめです。
これから春の杏の花の季節に向けて、フンザを目指す旅行者さんも多いのではないかと思います。
新型コロナウイルス騒動が早く落ち着き、通常通りの旅行ができるようになるといいですね…
お読みいただきありがとうございました!
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