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パキスタン人の宗教観や結婚観 それは二人で話し合うこと

それは二人で話し合うこと
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こんにちは、スズケーです。

ブログをやっていると、まぁそれなりにメールを頂くこともあります。

パキスタン旅行の相談とか、私もパキスタン人と結婚してます!とか、パキスタン人と付き合ってて悩んでます、とか…

メールいただくのは全然構いませんが、なにぶん私、行動や言動に目的と結果を求める論理的・合理的な男性脳な人なので、
「共感して相談に乗ってほしい」みたいなつもりで連絡いただくと、がっかりすることが多いかもしれません。

それでも中にはメールをくださる奇特な方もいらっしゃって、
一応私なりにお返事はしています。

ただ、最近頂く相談メールは、
「それは私に相談するのではなく、お相手のパキスタン人の方と話し合うべきことではないのかね…?」
というような内容のことも多く。

ちょっと気になったのでまとめてみました。

 

それは二人で話し合うこと

パキスタン人の彼に、ムスリムになければ結婚できないと言われました。本当でしょうか?
パキスタン人の彼と付き合っています。
イスラム教に入信しなければ結婚できないでしょうか?

私が、パキスタン人と結婚しているけどイスラームに入信していない、と書いてるせいでしょうか。
こういう質問もよく頂きます。

ただこれ、私が答えたところで意味がないことだと思うんですよね。

イスラーム的な回答は
「ムスリムの男性は、経典の民(ムスリム、クリスチャン、ユダヤ)の女性以外とは結婚できない」です。

が、実際には私のように特定の宗教を持っていない女性と結婚している人もいます。
インドなんかだと、ヒンドゥーやシクの女性と結婚するムスリム男性もいます。

現実としてどうなのかと言えば、
「イスラーム的には不可のはずだが、異教徒と結婚している人はいる」です。

でも、例えそういうケースがあったとしても、それがご自身に当てはまるかどうかは別問題ですよね。

こういう質問は、第三者にするものではなく、
まずはご自分のお相手の方に確認すべきことではないかと思います。

結婚生活は、当人二人の合意の元で成り立っている

私はイスラームに入信しないまま、パキスタン人イスラム教徒である旦那と結婚をしました。

結婚してもうずいぶん経ちますが、私がムスリムでないことによって別に夫婦間や私達の周囲で問題があるわけでもないですし、普通に仲良しです。

私が入信していない理由などに関しては、この記事を参考に。

非ムスリム
ムスリムにならない ムスリムと非ムスリムの結婚イスラムに改宗・入信せずに、パキスタン人ムスリムと国際結婚した私のケースについて。イスラームに入信できない理由や、結婚後の夫婦間・家庭内での生活の在り方など。...
ムスリムカップル

ただ、私がムスリムにならないまま結婚し、何も問題がないのは、
私がイスラームに入信できない理由を旦那にはっきりと伝え、
旦那とその家族がそれを受け入れ、納得してくれたから成り立っているものであって、
他のすべての人に当てはまるものではないと思うのです。

うちはうち、よそはよそ。

「イスラム教に入信しなければ結婚できないでしょうか?」という質問に対して
「できますよ。私は入信せず結婚しましたよ」と答えるのは簡単ですが、
私がそう答えたところで、
その方の相手の男性がそれを認めてくれなくては何の意味もありません。

結婚する相手は私ではなくその男性です。

私ができると言ったからといって、相手がイヤだと言えばできない。
相手の気持や考えを確認せずに無理に押し切って結婚したって相手は納得がいかないでしょうし、後々そのことが原因で揉めることもあるかもしれません。

まず最初に確認すべきは、
「相手やその家族がムスリムではない自分でも結婚相手として受け入れてくれる人なのかどうか」
ではないですか?

細かいこともやっぱり同じ

  • ムスリムと結婚したらハラールのお肉やハラール料理以外食べてはいけないのか?
  • 子供は絶対にムスリムとして育てなければいけないのか?
  • 女の子供が産まれたらパキスタンで育てなければいけないのか?

などなど、具体的な細かいことを聞いてくる方もおられますが、これも同じこと。
相手の方や、ご夫婦の考え方によって変わってくることですよね。

他の人がいいと言っても相手の方がだめと言えばだめ。

例え相手の方が言っている内容が「ちょっとおかしいな」と言うようなことであったとしても、それは「相手の希望」「相手の考え」なわけです。
それに納得できないのであれば、長く一緒にいるのは難しいんではないでしょうか。

イスラームに関して非常にゆるくやってるお家があったとしても、自分のパートナーが「厳密にやらなければだめだ」と言うならば、その方はそういう考えだということ。

「彼はこういっているが、私はこう思っている。二人の中間点のうまい方法はないだろうか?」みたいな、具体的かつ建設的な質問であれば、私もわかる範囲で具体的な話をすることはできるかもしれません。

けれど「彼はこういうんですけど、その通りにしないといけませんか?」という質問は、
「彼がそういうなら、彼はそういう希望なんでしょう?」
としか、言い様がないです。

私が彼の考えを変えられるわけではないですから。

私なりに誠実に

無責任なことや適当なことは言いたくないので、
冒頭のような質問に関しては、私なりの誠実な対応・回答として
「それは私ではなく、相手に確認して、話し合うべきことではないですか?」
ということを返信しています。

多分、期待してた返事と違うんでしょうね。
親身になってくれないと思ってるのかもしれない。
明らかにがっかりしたとか、イラついたんだろうな…みたいな返事が返ってくることもあります。

でもそれ、ホントに私じゃどうしようもなくない?

共感しあうだけじゃ何も解決しないけど

インドの象のオモチャ

前にこの記事でも書きましたが、女性は「同じ立場の人や友達と共有・共感しあいたい」意識が強い人が多いと思います。

メールへのお返事
多分私はちょっと違う メールへのお返事についてパキスタン人の妻同士など「同じ立場・同じ境遇の人同士で集まって話をしたがる」女性の傾向と、私の考えについて。いただいたメールの返信についてなど。...

例えば何か趣味に関してとかならそういう気持もわかります。
私もガンダム好きとか、北斗の拳好きとか言われたら、
「マジで!!いいよねあれっ!!!あのシーンがさ…」とかってめっちゃ熱く語りますよ。

でも、人の人生、夫婦の関係、それぞれの考え方なんて人によって違うんだから、
人生や生活に関わることで小さな共通点探して「うんうんわかる〜」とかやってても、なんにもならないんじゃない?って気がするのですよ。

精神的なストレスの発散にはなるかもしれないけれど、
現実から目を背けていると言うか、面倒なことに向き合うことや対処することから逃げていることにならないか?根本的な解決にはならなかったり、プラスにならないことも多いのではないか?と。

愚痴って共感しあうだけじゃ何も解決しない。

とはいえ、女性にとっては、こうやって話をして共感しあうことって、それだけでも気持が楽になるものだったりするのでしょうから、まぁ必要なことなんだろうなぁ…と思います。

私はほとんどそういうのを必要としてないし、話すだけで行動しないのなら不毛だな…って思っちゃう方なので、
そういうのを期待して連絡をいただいても、返信がさっぱりバッサリすぎて、がっかりされちゃうんですよね、多分。

そもそもこうやって、
感情に関するものに結果を求めたりする私がおかしいのでしょうけど。
わかってるけど、ずっとこうやって生きてきてるので、今さら変えられないです。

スズケー
スズケー
もともと私は人に何かを相談するということがほとんどありません。全部自分で考えて、自分で決める。判断に迷ったら徹底的に調べて、得た知識を元に自分で決める。人からの共感もさほど必要としてません。
なので、迷ったり悩んだりして人に相談するって気持があんまりわかんないです。

二人で話し合うのが一番大事

同じ立場の人同士で話を共有しあって、共感しあって、気持が軽くなるのであれば、それはいいことなんでしょう。

でもやっぱり、一番共有・共感をしあわないといけないのは、自分のパートナーとです。
最後は本人同士で徹底的に話し合うのが一番大事。

おかしいなと思ったこと、不安に思ったこと、納得できないこと。
そういうのは全て、お相手のパキスタン人男性にストレートに話すべきです。

そうやってお互いの考えていることを理解しあって、二人の折衝点を探して、
そのカップルや夫婦だけの、より良い関係を作っていけるといいですね。

新郎新婦の足下

よろしければ、こちらの記事もあわせてどうぞ。

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少し読みにくい本ですが、パキスタン人と結婚した日本人女性に取材した結果が掲載されている学術書もあります。
「イスラームに改宗・入信した人」のみへのインタビューですが、
実際にパキスタン人と結婚した日本人女性がイスラームに対してどんな風に考えているのか、取り組んでいるのかという様子が確認できます。

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スズケー
フンザ出身のパキスタン人と国際結婚しています。 デザイナーとライターとアーティスト、時々通訳をしつつ、 投資もやってます。 お金稼いでパキスタンと日本とインドと、好きに行ったり来たりしたい。
 
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POSTED COMMENT

  1. まつこ より:

    以前パキスタン人との結婚についてコメント欄で質問したことがあるまつこです。
    「女性は共有共感したがる」っていうのはちょっとわかるな~という気もしました。というのも私も以前質問した際は、
    ①周りに同じような状況の人(パキスタンに詳しい人)がいない
    ②自分があんまり冷静じゃない自覚があったので第三者の意見が欲しい
    という理由からだったと思います。
    スズケーさんの冷静なコメント、サッパリしてハッとする部分があって、とても助かりましたよ。
    結局私はパキスタン人の相手とは結婚しないという結論に至りましたが、パキスタン大好きなのは変わらないので、引き続きスズケーさんのブログ毎回楽しませてもらっております。
    できればヒゲ男達の写真、たくさん見たい!(笑)

    • スズケー より:

      まつこさん

      「女性は共有共感したがる」っていうの、第三者目線で客観的にそうなんだろうな〜って言うのはわかるんですけどね。
      女性はおしゃべり好きですし…恋愛話とかは特に。

      「自分があんまり冷静じゃない自覚があったので第三者の意見が欲しい」に関しては、
      まつこさんのようにそのまま意見を聞いて、ご自身でよく考えられる方はどちらかと言うと少数派で、
      メールでご相談いただいたことに「その彼おかしいんじゃないですか」ということを指摘すると
      「でも彼は本当に純粋な人なんです!」みたいにかばう方が多く、
      私が何言ってもかばうつもりなら、私に連絡してくる意味なくね?っていつも思っています。

      ヒゲメンズの写真は、相手に許可をもらえてるものでいいものがあれば、またそのうちなんかでアップします。

      • まつこ より:

        なに言っても相手かばうなら、ほんとなんで相談メールするんだろう…(笑)。個人的には一度大失敗する経験もありかと思いますが、そういう人は人のせいにしちゃうのが怖いところですね。
        許可済ヒゲメンズ写真よろしくお願いします!きっとヒゲメンズ大好きな人はいっぱいいるはず!

        • スズケー より:

          まつこさん

          みなさんそこで「共感」をしてほしいんだと思いますよ。
          彼とこのままでいいのか悩んでるということに対して、
          「わかります!私もそうでしたよ、私の場合〜」という流れを薄ら期待・想定しているのでしょうし、
          実際大体そうなるんだと思います。

          ただ私の場合、相談に対してそういう共感は何も意味がないと思っているので
          期待されてもできないよ、と言う。

          いつも「そういう流れを期待しているんだったら、もっと優しい集団を好む方に相談した方がいいよ…」
          と心の中で思いながら返信しています。

  2. 長山春彦 より:

    はじめまして、
    ラホールにビジネスビザで来て7ヶ月、バイク屋立て直しを頑張ってる54歳です。
    日本語情報量が少ない中色々参考にさせて頂いています。
    フンザは是非行きたいと思っていますが、なかなか休暇が取れず、、、、
    行けそうになったら又連絡いたしますので、是非イスラマバードの旅行社の方ご紹介お願いします。

    • スズケー より:

      長山さん

      ラホールでお仕事ですか!頑張ってください。

      パキスタンにお住まいで慣れていらっしゃるのであれば、フンザは個人でも簡単に行けますよ!
      ラワルピンディーからバスに乗るだけですから…
      そしてその方が安いです!

      もちろん、旅行会社の友人の紹介はいつでも可能ですので、
      ご入用お際にはコンタクトフォームよりご連絡下さいませ。

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