こんにちは、スズケーです。
みなさん、言葉は何カ国語くらい喋れるでしょうか?
私は一応、日本語とヒンディー/ウルドゥー語。
英語は半分日本語を交えながら身振り手振りと気合いでなんとか通じさせるくらい。
パキスタンやインドは他言語国家なので、複数の言葉を話せる人が多いですね。
違う言葉と言っても、それぞれの言葉が使われる地域が近ければ、文法や言葉の雰囲気は似ているものが多いので、
新たに習得するのもそんなに難しくないのかもしれません。
私もヒンディー/ウルドゥー語が一応できるとはいえ、
学校でちゃんと勉強したわけではないし、
最近それぞれの言葉を話す機会も少ないので、このままだと何となく忘れてしまいそう。
そんなわけで、ちょっと気合いを入れて、
新たにウルドゥー語の勉強をしてみることにしました!
東京外国語大学オープンアカデミー
昨日、東京外国語大学オープンアカデミーのウルドゥー語初級の受講申し込みをしました。
東京外国語大学の語学の公開講座、ずっと昔から興味はあったのですが、名古屋から東京は遠い。
今年は新型コロナウイルスの関係で春の講座は中止、秋の講座からはZOOMを使ってのオンライン講座となり、遠方に住む人でも受講ができるようになったため、
それならば!と申し込みをしたのです。
コロナで残念な思いをすることは多かれど、まさか恩恵を受けることがあろうとは…
私ができるのはあくまでもヒンディー語。
受講言語で、ウルドゥー語とヒンディー語とで迷ったのですが、
ヒンディーは文字の読み書きもできるし、テキストは市販のものを使ってやるようだったので、
だったら自分で本を見て勉強するのと変わらないかな…と思ってウルドゥー語を選択しました。
中級と迷ったんだけど、中級はウルドゥー語の文章を読む、とかもあるみたいで。
私、ウルドゥー語は文字全く読めないしね。
まずは基礎から。
私はウルドゥー語(ヒンディー語)、生活するのに困らないくらいは話せるとはいえ
インドで旅行者向けの簡易的な講座を受けたことがあるだけで、文法などをちゃんと習ったこともなく、かなりブロークンなはずなので、
この機会にちゃんと基礎を勉強したいなと思っています。
講師が日本人のヒンディー語にした方が良かったかな…(汗)
(2024/11/21 13:29:01時点 Amazon調べ-詳細)
語学学習 効率よく学ぶには
私はヒンディー語(ウルドゥー語)はある程度できますが、英語はほとんどできません。
友人にはこういわれました。
私は英語はできないものの、外国人に話しかけられて英語ができないから避けるってことはしません。
半分以上日本語でも、身振り手振りと気合いがあればなんとか通じると思っているので、とりあえず喋ります。
言葉なんか、フォーマルな場とかでスピーチでもするのでなければ、通じりゃいいんです。
でもやっぱり英語が話せると便利だなとは思うので、英語が喋れるようになりたくて、
名古屋にある大学の公開講座で英語を受講したり、英会話の本とかもわりと買ったんですが、
結局できるようになりませんでした。
インド旅行も英語ができないまま、旅行英会話集を片手になんとか頑張っていましたが、
現地で、旅行者向けのヒンディー語クラスがあるのを見て、
「英語はダメだったけど、もしかしたらヒンディー語なら?」と思って挑戦してみたところ、
なんとかかんとか喋れるようになりました。
言語を学ぶ環境の重要性
私がインドでヒンディー語を習った期間は3週間。
日曜日はお休みだったので、全部で18日です。
この期間は、先生の家の一室で寝起きさせてもら、びっちりヒンディー語を勉強した結果、3週間で文字の読み書きと日常会話くらいはできるように。
中学・高校の6年間と、その後の大学の公開講座やら本での独学やらで、
それなりに長い期間学んでいたのに、結局ほとんど話すことができない英語と、
3週間習っただけで話せるようになったヒンディー語。
やっぱりこの違いは、環境なんだろうなぁと思います。
ヒンディー語が3週間で話せるようになったのは、
インドでインド人に囲まれ、
ヒンディー語以外をあまり耳にしない環境で習っていたことが大きい。
インドでヒンディー語を習っている間は一人だったのでその3週間は日本語を話すこともほとんどなかったし、
生活に必要な雑貨や食料などを買うために、
先生に教わったフレーズは、その日のうちにすぐ、何度も何度も繰り返し使う機会があった。
インド人はおしゃべりな人が多いので、話し相手はあちこちにいた。
英語もほとんどできない私は、ヒンディー語を話してみて「言葉が通じる」事の便利さや楽しさを知って、よりやる気もわいた。
これだけ「ヒンディー語を話さないと生活に困る」環境に置かれれば、
必死になって覚えるし、身に付くよね、って言う…
この3週間の後も、しばらくインドにいて、
ずっとヒンディー語を使って旅行していたし、ヒンディー映画を見まくっていたので、
ヒンディー語を聞くこと・話すことのブラッシュアップにもなりました。
やっぱり人間、切羽詰まればなんとかなるもの。
何年も勉強したのにできるようにならなかった英語だって、多分、
完全に一人でイギリスとかに1ヶ月間置き去りにされたら、ある程度話せるようになるかもしれないな…って思いました。
ただねー、イギリスは、滞在費がインドとは比べ物にならないからねー。
結局実行できませんでした。
そういう人はそもそも、日本語を覚えよう・日本語で話そう、って気持ちがないんだろうなって思います。
私が時々通訳をしているパキスタン人難民申請者の中にも、日本語勉強してますといいながら、1年経ってるのにこんにちはくらいしか言えない人とかいるんですが、
1年勉強して挨拶がやっととか、お前の脳みそカナブン程度かよ!って思います。
絶対勉強してないしやる気ないだろっ。
言葉はリズム
自分が一つ、別の言語をある程度自由に話せるようになって思ったことは、
言葉はリズムだな、っていうこと。
日本語を話している時と、ヒンディー/ウルドゥー語を話している時、
別に意識してるわけではないんですけど、話している時の身振り手振りや仕草が違うのです。
例えば、
日本人はYES(肯定)の時は、首を縦に下げ(うなずく)、
NO(否定)の時は首を左右に水平にふります。
インド人とかパキスタン人は、NO(否定)の時は日本人の仕草と変わりませんが、
YES(肯定)の時は、首を鳴らすみたいな感じで、横にゆらっと傾けます(人によっては左右に何度かゆらゆら傾ける)。
これ、私も、ヒンディー/ウルドゥー語を話している時だと、インド人とかパキスタン人みたいに、
YESの時に、首をゆらゆらしちゃうんですよね。
別に意識してるわけでも、あえてそうやろうと思ってるわけでもなく(むしろ、日本人なのにやってるのが恥ずかしいからやりたくない)、ヒンディー/ウルドゥー語を話していると勝手にそうなっちゃう。
これだけでなく、他にも色々、
「日本語を話している時はしないのに、ヒンディー/ウルドゥー語を話しているとする仕草」があり、
それはやっぱり、大体インド人やパキスタン人がしているのと同じ仕草になっている。
よくよく考えてみれば、日本語、ヒンディー/ウルドゥー語、英語など、
同じ言葉を話す人達は、やっぱり同じような身振り手振り・仕草をする。
それに気がついた時に思ったのがこれ。
話す時の抑揚とか、テンポとか、言葉の響きとか。
そういったものはやっぱり言語ごとに特徴があって、それってリズムみたいなもの。
どんなに文法や単語を覚えても、そのリズムを上手く掴めないと突っかかりなく話すことが難しい。
リズムに上手く乗れれば言葉はズムーズに出てくるし、自然にそのリズムにあった動きもする。
中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語などなど。
自分が全く喋れない言葉でも、聞いていると「これは○○語かな?」ってわかるのも
その言葉のリズムが、その国や人の雰囲気を反映しているからな気がするし、
言葉には、その国や人の特徴や考え方が多分に含まれているものだと思う。
だからその別の言葉を覚えることで、その言語を話す人達を理解するきっかけ・助けになるし、世界が一気に広がるのではないかな、と。
言葉ってすごい。
今まで私が英語を勉強しても話せないのは、
英語のリズムを上手く掴めてないからで、もっとたくさん英語を聞いて、自分もそのリズムに乗りながら話す練習をしたら、
日本にいても話せるようになるのかもしれません。
いやまぁ、その「英語のリズムを掴む」が難しいんだけどね…
インド人の「YES」の仕草について、
よく「インド人・パキスタン人はYESの時に首を横にふる」と言われますが、
私これ、「横にふる」じゃなくて「横に傾ける(傾げる)」だと思うんだ。
横に振るって聞くと、日本の「NO」みたいに水平に首を左右にいったりきたりさせるの思い出しちゃうけど、あれじゃない。
もののけ姫のコダマみたいに、首を軸に顔を左右に傾ける感じです。
ウルドゥー語学習スタートに向けて
今回の東京外国語大学オープンアカデミーのウルドゥー語初級講座、
私は日本にいるし、週に1回しかないし、すでにある程度喋れるので切羽詰まってないし、
新しく勉強を始めるにいたって最適な環境・条件とは言いかねるかなと思います。
これはもう、絶対にしっかりみっちり知識を吸収する!っていう、自分の意志がないと、
とちゅうで「もういいや」ってなっちゃいそうな予感。
もともと会話はできるため「内容が知ってることばかりでつまらなくて飽きた」となりやすいのではないかな、と思うので、
知ってることでも、基本の文法をもっとしっかり知る・身につけるつもりで、
しっかり勉強しようと思います。
講座の受講定員は21名。
どれくらいの人数の方が参加されるのか、どんな方が参加されるのか、今のところ不明ですが、
他の方に遅れをとらぬよう、最後まできちっと受講するつもり。
開催は11月。
今から楽しみです。
人気ないのね…
お読みいただきありがとうございました!
コメント欄はちょっと下にあります。承認式ですが、コメントはお気軽にどうぞ。
パキスタン、フンザ旅行に関する情報記事の一覧はこちらから!
治安、旅行ガイド、両替やATM、フンザへの行き方など、ブログ内のパキスタン旅行や滞在に関する必要情報・便利情報をまとめた目次(サイトマップ)です。
デザイナーとライターをしています。お仕事のご依頼やご相談もお気軽に。