こんにちは。スズケーです。
旦那はパキスタンの北部、フンザの出身のパキスタン人。
私も結婚して1年間はフンザに住んでいました。
フンザってどう行くの?と、フンザへの行き方を聞かれることも多いです。
以前、パキスタンのラワルピンディーからフンザへのアクセスを紹介しましたが、
今回は中国(カシュガル)からフンザへのアクセスを書いておきます。
目次
フンザへのアクセスは、北からと南から
フンザへのアクセスは
北=中国からと、南=ラワルピンディー(イスラマバード)からの2通りがあります。
今回は中国(カシュガル)からフンザへの行き方を紹介します。
パキスタン国内・ラワルピンディーからの行き方は
こちらの記事で確認できます。
中国(カシュガル)からフンザへの行き方・アクセス
パキスタン・中国の国境は、中国側の体制が結構コロコロ変わります。
また、国境が開いているのは基本的に夏の間(年によって違いますが大体5月〜11月末)までのみ。
冬の間は雪のため、国境が閉まり、通過できません。
中国のイミグレーションでは、運が悪いとカメラのSDカードのデータ、本やノートの中身まで、もんのすごく詳細にチェックされたりします。
基本的には「中国に入国する時」がもんのすごく厳しいです。でも、中国に入国するときも出国するときも荷物には気をつけて。
特にインドからパキスタンを通って中国に抜ける方。
インドで買ったりした「FREE TIBET」グッズを持ってると、国境で拘束される可能性もあります。
私がフンザに住んでいる時、実際に2名の日本人が1週間弱だったか国境で拘束されました。日本でもニュースになってました。
シェアタクシー : カシュガル → タシュクルガン
- 人が集まり次第出発
- 料 金:120元(2018年5月現在)
- 所要時間:5〜6時間
カシュガルから中国・パキスタンの国境の町・タシュクルガンまではシェアタクシーを使うのが便利です。4人揃うと出発。
バスもあるそうですが、私は詳細知らない。
途中検問があり、パキスタンビザを持っているかどうかを確認されます。
タシュクルガンまでの道は、カラクリ湖や湿地帯などの絶景スポットもあります。
国境の時間などの関係で、タシュクルガンで1泊する必要があります。
中国の公安がウロウロしているので注意。
国際バス : タシュクルガン → ススト(パキスタン)
- 料 金:225元(2018年5月現在)
- 所要時間:約2時間
タシュクルガンのイミグレーションからパキスタンのスストまでは国際バスが出ています。
以前は大きめの普通のバスでしたが、現在はワゴン車タイプのミニバスです。
チケットは「交通賓館」というゲストハウスの横にあるバスターミナルで、当日販売のみ。
バスチケットを購入したら、出発時間を確認して、イミグレーションへ行き、出国手続きを。
バスに乗車する全員の手続きが終わり次第、ミニバスに乗り込んでパキスタンへむけて出発します。
玉門関という国境のゲートを通過し、パキスタン側へ。
最初にあるパキスタン側のチェックポストで、入国手続きの書類の記入をし、
フンジュラーブ国立公園の入場料8ドル(または800Rs)を支払います。
ススト到着後、イミグレーションで入国手続き。
スストでは両替も行えます。
両替レートはカリマバードより少しだけいい場合が多いです。
フンザ(カリマバード、アリアバード)にはATMもあるのでVISAカードでのキャッシングもできますが、カードの磁気によってはATMで読み取りされない場合もあるので、
念のためパキスタンルピーの現金は用意しておいた方がいいです。
フンザでの両替や、カリマバードやアリアバードのATMに関する情報は、
こちらの記事でまとめています。
乗り合いハイエース : ススト → カリマバード
- 料 金:250Rs(2018年5月現在)
- 所要時間:3時間
イミグレーションからカリマバードまでハイエースが出ています。
それに乗るだけで一気にフンザまでいけます。
2010年〜2015年の間は、
大規模な地滑りによって川が塞き止められてできたアタバード湖をボートで渡る必要があり、通過するのに非常に時間がかかっていましたが、
2015年、中国の援助によって完成した17Kmのトンネルが開通したことにより、再び車のみで中国〜フンザ間を移動できるようになりました。
会社勤めの方などで「長期のお休みがとれない、でもフンザに行ってみたい!という方もいるのではないかと。
ちょっと弾丸ツアーにはなりますが、ゴールデンウィークやお盆休みに有給休暇を数日ひっかければ、日本からフンザ旅行も出来ちゃいます!!
2019年にフンザにいた時は、そういう、時間を上手にやりくりした短期旅行者さんもたくさんいましたよ。
ススト〜フンザの間の観光
スストからフンザまでの間は、アッパーフンザ、ゴジャール地方と呼ばれるエリアになり、フンザとは使われている言葉も違います。
今のフンザはパキスタン国内旅行者のラッシュということもあり、良くも悪くもすっかり観光地化してますが、
ゴジャールはフンザに比べればまだまだのどかです。
「観光地化していない北部フンザ」を見たいなら
スストからカリマバードに向かう途中のパスーやグルミット、
または、スストからアフガニスタンとの国境方面に足を伸ばしてチャプルソンなどに立ち寄るのもいいと思います。
途中にあるアタバードという湖もとってもフォトジェニックです。
フンザを「桃源郷」と表現することもありましたが、今やカリマバードは普通の観光地。
至る所にホテルやレストランが建ち並び、夜になるとそれらの電飾がギラギラしているし、遅くまで大音量で音楽を流しているところも…
今も美しい渓谷であるには違いないのですが、
特にパキスタン人国内観光客のラッシュがピークになる夏場、のどかさを求めるならば、カリマバードよりゴジャールでゆっくりするのがおすすめです。
便利で、滞在しやすくはなったんですけどね。
フンザに関する基本的な情報などは、こちらを参考にしてください。
お読みいただきありがとうございました!
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国慶節が一週間続くとは知らずにカシュガルに来てしまいました。
明日タシュクルガンに向かい明後日にボーダーを越えようと思ったけどイミグレが開かなかったら詰んでしまう。。。
たかさん
事前に確認しておかないと、でしたね…
中国のカレンダーを見るとお休みは10月1日からのようですし、
9月30日でしたら空いているのではないでしょうか…?
カシュガルからタクシュルガンに本日移動。
カシュガルからマイクロバスで65元でした。
車はマイクロバスの他にミニバンも有りましたがそちらの方は140元みたいです。
チェックポイントは三箇所ありパキスタンのビザがあればすんなりと通してくれました。
バスのチケット売り場のおばちゃんだけは通行証を出せ(多分)と言ってきましたが、しつこくパキスタンのビザがあるから問題無いと言い張っていたらチケットを売ってくれました。
この辺は適当みたいですね。
バスは朝の9時に出発なので早めに行きましょう。
路線バスがほとんど動いていないのでタクシーで行くのがお勧めです。
待ち合わせ場所から呼ばれて配車場みたいな所に歩いて行きました。
道中は8時間かかりました。
この辺は安い分だけミニバンよりも時間がかかります。
バスは途中三箇所で休憩を取りました。
水や食料は最初の休憩所で買えば問題ないです。
休憩所はすべてニーハオトイレなので気になる人は覚悟して下さい。
道は途中から半分はほぼ未舗装で砂埃が凄いです。
車の座席はタクシュルガンに向かって左側が景色が良くてお勧めです。
明日から国慶節なので国境が10月3日まで止まりますので注意しましょう。
ちなみにタクシュルガン発パキスタン行きのバスは朝9時に出発です。
※情報の共有と言うことで、他ブログにも同文を載せます