こんにちは、スズケーです。
2018年の初夏に見た、インドでの日本人女性のレイプのニュース。
加害者が悪い。
それは当たり前だけれど、この手のニュースは、女性が気をつけていれば防げることも多いです。
このニュースの件はタクシーなのでまた別ですが、
過去には、日本人女性が道で知り合ったインド人のバイクに乗って郊外の遺跡に二人きりで出かけてレイプされたと言う事件もありました。
こういうのは明らかに、女性が気をつけていれば起きなかった事件だと思います。
日本にいる時は
「知らない人に声をかけられて車・バイクに乗り込む」って、普通まずしないと思います。
でも、海外だと
「出会って数分、ほとんど何も知らない相手の車やバイクに乗り込む」
ということをする人を結構見かけます。
特にフンザは移動手段が少ないことや、なぜか「安全」という思い込みが一人歩きしていることもあって、すごく多いです。
前にも書いたけれど、フンザは特別な場所ではありません。
こちらが無防備でいればトラブルも起きます。
日本で危ないと思ってしないことを、なんで海外でするのでしょうか?
旅行中は非日常だから、
旅行ハイになってそこまで考えていないのかもしれないし、
現地の人と交流してる自分にちょっと陶酔や優越感を感じているのかもしれない。
けれどそういう非日常の海外旅行中こそ
「これ日本でも同じ事する?」って言うのを
ちゃんと考えて行動すべきと思います。
目次
パキスタン旅行中に女性が気をつけること
パキスタンはイスラム教の国です。国民の大半がムスリム(イスラム教徒)。
基本的にはみんな親切で、紳士的ですが、
「外国人はカーフィル(非ムスリム)だから触ってもいい」と勘違いしてる人もいます。
地元の人と、挨拶にハグをしたり、くっついて写真を撮ったりすることを
「自分は地元に打ち解けている」と勘違いするかもしれませんが、
むしろ逆で、
パキスタンに住んでいない、ムスリムでもない外国人の女だと思われているからこそ、
必要以上に触られます。
パキスタン人男性側に勘違いをさせないためにも、
外国人女性側が「パキスタンの女性がしないことはしない」ことを心がけるのも大切です。
観光客に慣れすぎていて、外国人女性旅行者に積極的に声をかけたり、馴れ馴れしい態度を取ってくる地元男性多いです!
それはフレンドリーなのではなく、女性として軽く見られているからという場合もある事を理解しましょう。
不必要なハグはしない
パキスタンでも、フンザ以外の地域ではまずないと思いますが…
少し仲良くなったからと言って、会うたびにハグをする必要はありません。
通常、パキスタン人の男女間でハグをするのは、家族やよほど親しい親戚くらいです。
知り合い・友人程度なら握手で十分。
ハグを求められてもさっと手を出せば、相手も「この相手はちゃんとパキスタンやイスラムのことを知っている」と判断し、それ以上手を出してきません。
ボディタッチは断る
写真を撮る時などに断りも無く肩に腕を回してきたり、
直接でなくとも、座っているイスの背に腕を回してきたり…
こういう行為は全て拒否して大丈夫。
奥さんでもない女性の体を触る行為は普通しません。
男性と二人きりでの外出は避ける
地元男性と二人きりでの外出はおすすめしません。
相手にも「チャンスがある」と勘違いをさせます。
例え何もなくても、あらぬ憶測をされますし、
いろんな男性と出かけていると軽い女と噂されます…
結構地元の人たちは噂話してますよ。
みんなよく見てます。
夜に一人歩きをしない
夜遅くなってから一人で出歩く行為もあまりおすすめできません。
フンザだと「フンザだから大丈夫」という人もいますが、
今フンザはパキスタン人の国内旅行者も多く、どんな人がいるか全くわからないです。
暗くなった後は私を一人で外に出すことは絶対せず、必ず部屋まで送ってくれます。
気軽に一人でヒッチハイクをしない
夜の一人歩きと同じです。
どんな国でも、気軽なヒッチハイクの結果のレイプは普通にあります。
「殺されてもレイプされても、何をされても自業自得」という覚悟がないのであれば、
安易にヒッチハイクするべきではないと思います。
車に乗る時はナンバーを写真に撮る
タクシーなど車に乗る時は、スマホで車のナンバー(可能ならドライバーの顔も)を写真に撮って友人などに送っておくのをオススメします。
できれば隠れてではなく、ドライバーに一言断ってから撮影を。
そうやってこちらが用心しておくことでドライバーへの牽制にもなります。
ドライバーに問題がなくても、万が一事件に巻き込まれた時などにも役立ちます。
男性を部屋に入れない
知らない人についてく以外でうっかりやりがちなのが「何の用心もせず部屋のドアを開ける」ですが、これも気をつけるべきです。
部屋の鍵を開けた瞬間押し入られたりすることもあります。
部屋のドアをノックされたら、窓などで外を確認してから開けましょう。
そもそも、どこに泊まっているかや、部屋番号などは教えない方が良いかと。
自分から部屋に入ってきたり、部屋に行きたがる男性は要注意です。
また、例え知ってる相手でも密室で二人きりにならないこと。
パキスタンのジェントルマンは、やむを得ず部屋に男女二人きりになる場合、ちゃんとドアを開けておいてくれます。
その場合も自分は必ずドア側に座りましょう。
パキスタンではソフトな痴漢行為
上記で挙げたことは、日本人からしてみればたいしたことではないと思うことばかりかもしれませんが、
イスラム教国家のパキスタンでは、ちょっとしたソフトな痴漢です。
もしパキスタンの女性がちょっと知っているだけの男性に
執拗にハグを求められたり、ボディタッチをされて、それに対して声を上げれば、
その男性は、周りの男性にボコボコにされます。
日本とパキスタンは違う、ということをよく理解しておきましょう。
ちなみに私のインド人の友人(男性)は、例えば日本にいる時でも、
彼に会って別れたあと、家に戻ったら「家に帰ったよ」と連絡しないと
「なんで連絡しないの?心配するでしょう!」と怒られます。
インドやパキスタンの本当に真面目な男性は、これくらい女性に気を配ってくれます。
心配してくれてるのがわかっているので、ちゃんと連絡してました。
タクシーのナンバーを控えることを教えてくれたのも、このインド人の友人のお兄ちゃんです。この友人には、家族ぐるみでお世話になっています。
自分は嫌ではないし、楽しいから問題ないかもしれないけれど…
ハグをするのも、肩に腕を回されるのも、
自分は嫌ではないし、友達同士だから問題ない。
そう思う人もいるかもしれませんが、
一人がそういうことを許したことで、そのパキスタン人男性は
「外国人女性は触っても怒らない。何をしても大丈夫なんだ」
と勘違いして、
どんどん行為がエスカレートするかもしれません。
「自分が嫌ではないからいい」ではなくて、相手の男性のためにも、
外国人女性だからといって、むやみに触るのはダメだよ、ということを
しっかり態度で示すのが大切だと思います。
パキスタンやフンザが好きならば、そこに住む人々のためにも、
彼らの文化を理解して、
女性として軽々しい行動はとらないようにしたいですね。
治安に関してはこちらの記事もどうぞ!
女性の一人旅に関しては、いろんな関連本も出ているので、
どんなトラブルが想定されるのかについてなども、あらかじめチェックしておくといいかもです。
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