こんにちは、スズケーです。
バレンタインですね!
ちょうど1年前の今頃は、旦那の親戚を日本観光に呼ぶために「パキスタン人の招聘・短期滞在ビザ申請」をしていました。
日本大使館から、結果が出たのでパスポートをとりにくるようにと連絡があったのがバレンタインの日。
14日に連絡があり、15日にビザを受け取り、18日に飛行機に乗って19日に日本着でした。
懐かしい。
私がその親戚の子を日本に呼んだ経緯はこちら。
ビザ申請の書類作成は行政書士に依頼
外国人を日本に呼ぶのは私も初めてだったこともあり、
書類作成や確認は、さっくりとお金を払って行政書士さんにお願いしました。
「自分だけでも申請できるだろうなぁ」とは思ってはいましたが、
「安心を買う」ために行政書士さんにお願いしました。
旦那の親戚とはいえ「いとこ甥(旦那のいとこの息子)」という結構遠い親戚だったため、
「親族訪問」ではなく「友人訪問・日本観光」ということでビザを申請しました。
遠い親戚すぎて親族関係を証明する書類が難しいのと、
交流の記録などが旦那とのものより私とのものが多かったからです。
こういう事の判断も、全て行政書士さんがしてくれました。
正直、作ってもらった書類そのものは
「え、これだけ…?ほとんど私が書いた内容そのものじゃない?」な感じでしたが
- どういう形での招聘にするのか
- どのような書類が必要なのか
- 何日間のビザ申請が適切なのか
- 申請の際に日本大使館でする事は何か
- どれくらいで結果が出るのか
- ビザがもらえる見込みは
など、何を聞いてもきちんと的確に返答を下さったのが
メンタル的にとっても安心できました。
自分だけでやっていたら不安になったり、悩んだり、パキスタン側で不要な書類を集めさせたりして、無駄な時間を過ごしていただろうなぁと思います。
実際、在パキスタン日本大使館でビザの申請をする際に、
無駄な書類をいっぱい集めて持っていき、その場で突っ返されている人も多かったそうなので。
書類の内容に関しては、多分私がもともと文章を書く仕事をしている事もあり、
行政書士さんに提出した資料とかを完璧に書きすぎました。招聘理由書とか、ほとんど私が書いたそのままでした。
ただ本来は、箇条書きで書いただけでもきちんとまとめて書類にしてくれるはずなので、文章書くのが苦手だったり、要点をまとめるのが苦手な人には、とても助かると思います。
あとは過去にビザ申請が却下された事のある人や、オーバーステイなどの犯罪歴がある人などのイレギュラーケースも、プロにお願いした方が手っ取り早いかと。
自力でパキスタン人を日本に呼ぶためのビザ申請方法はこちらの記事でどうぞ。
ちなみに、就労ビザの申請のについては、短期滞在ビザの申請に比べてハードルがぐっと高くなります。
まずはこういった複数の専門家に相談・見積もりできるサイトで無料で相談・見積もり依頼してみるといいのではないかと思います。
パキスタン人の初日本
バタバタの日本旅行準備
日本に招聘をした旦那の親戚は、初海外でした。
というか、旦那の親戚で海外に行ったことある人いないはず。
パスポートを作るのも初めて、大使館に行くのも初めて、飛行機に乗るのも初めて。
パスポート申請では地元の申請オフィスのスタッフが全然仕事をしてくれず、既に届いているはずのパスポートを渡してくれないので、
仕方なくパキスタン内務省のパスポートオフィスのお偉いさんにお願いして、地元のオフィスにクレームしてもらい。
飛行機は乗り換えがあったら絶対無理と思ったので、乗り換えなしのパキスタン国際航空(PIA)のチケットをとって、成田まで迎えに行くことに。
空港や飛行機の中でも何か問題があるかも…と思い、
事前にPIAに勤める友人に連絡して、フォローをお願いしました。
私にあれこれコネがあった事や、私がお願い上手だった事を感謝すべし。
初めての海外
彼にとっては初めての海外だったはずですが、今はパキスタンも前とはずいぶん変わっているし、テレビやインターネットで色々見て知っているみたいで、
旦那が初めて日本に来た時ほど面白い事はしでかしませんでした。
ただ、ある程度知識があるとは言え、彼にとって、生まれて初めて家族からも友人からも離れて異国にいるというのはやっぱりちょっと緊張していたようで、
日本に来てから名古屋に戻って旦那に会うまで、東京観光をしている間はものすごーく大人しかったです。
一応、彼も会ったことのある私の友人にもお願いして一緒に出かけてもらったり、
彼に内緒で彼の友人にも連絡とって、サプライズで一緒にご飯食べたりと、私なりにアテンドを頑張ったんですが、
旦那にあった瞬間に猛烈におしゃべりを初めたのを見て
「私がいるとはいえ、初めての海外だもん、やっぱり心細かったのか。東京観光せずにすぐに名古屋に戻るべきだったか…」とちょっと思いました。
日本での一ヶ月
滞在期間は1ヶ月。
滞在費の面倒を見るうちの家計の都合と、私の仕事の都合です。
飛行機のチケットはビザの期限ギリギリでとりました。
一ヶ月の間に行ったのは
- 東京観光(浅草やスカイツリーなど)
- 東京ディズニーランド
- 箱根
- 名古屋観光(名古屋港水族館や東山動物園、トヨタ博物館など)
- 浜松観光(浜名湖、スズキ歴史館など)
- 京都観光
- 彦根城
などなど。
幸い名古屋は日本の真ん中あたりにあって、色んなところに足を伸ばしやすいので、
まぁまぁ色々見にいけたかなと思います。
うちの旦那も車が好きだし、この彼も車好きなので、旦那に連れられてパキスタン人の中古車業者のヤードにでかけていって
パキスタンでならまだまだ新しくて高く売れるであろう車がバッキバキに解体されていくのを見て衝撃を受けていました。
あとは、日本にただ遊びに来ただけでは意味ないかなって思って、
私で教えられる範囲で、毎日とあることのお勉強をさせていました。
日本滞在やビザ申請の都合などで、1ヶ月半くらい仕事を休んでその間無給なので、
ただ遊んでいるだけでは彼のお母さんとかも良く思わないかなと考え、
「日本に来た事でなにかプラスを得て帰ってもらいたい」のが私の希望でした。
私が思っていた程勉強は進まなかったのですが、多少はプラスになってるはず。
帰国後もすこーしだけ、この時の勉強の成果があるっぽいので、
テキスト作ったり毎日勉強の面倒見たりと大変だったけど、やってよかったです。
ずっと忘れない
日本滞在終盤ではこんなことを言われました。
「初めての海外旅行だったし、日本に来たこと絶対忘れない。
多分、この後どこに旅行に行くことになっても、
初めて海外に行ったのは日本だったって絶対に思い出すと思う。
もし自分の運が良ければ、また来れるといいな」
そんなに喜んでもらえたなら私も嬉しい。
ビザを作ったのも、航空券を買ったのも、滞在費用を負担したのもうちだけど、
私としては「日本に呼んであげた」のではなく「日本に来てもらった」つもりなので、
仕事休んだり、無理させたんじゃないかなって気になっていたので。
日本にまた来たいと思ってくれているならば、
主にお互いの金銭面のこともあってそんなに度々は無理だけど、
私も、また招聘できる機会(とお金)があるといいな、って思っています。
私もお勉強になった
旦那の親戚の日本滞在関連で、
外国人の招聘とか、ビザ申請手続きとか、外国人の日本観光のアテンドとか、私も色々勉強になりました。
結構悩ましかったのは、神社仏閣を観光してる際に説明を求められると、
ウルドゥー語で説明するのがかなり難しいこと…
私は学校でウルドゥー語(ヒンディー語)をちゃんと習った事があるわけではないので、さすがに歴史的な事とか伝統や宗教の話になると、語彙数が少なすぎてうまく通訳できない。
日常会話は問題ないとはいえ、私のウルドゥー語、全然ダメなんだな…って結構思い知らされました…
もうちょっと…勉強しようかな…
そんなわけで、親戚の招聘から約1年。
去年の今頃は忙しいながらもワイワイ楽しく過ごしていましたが、
今年の冬は、自宅でボッチでさみしくお仕事です。
もちろん旦那はいるけどね。
お読みいただきありがとうございました!
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いろいろあったんだね。初海外は心に残るいい思い出になったんじゃないかな。
ひろさん
日本に来たの、ひろさんも知ってる子だよ。
あの時に旦那と一緒に宿で働いてた子だよ!
確かにいたね。感動的だなー、大きくなったなー、しかし俺が年をとったのかなー(笑)人生わからんね。うん、うん。
ひろさん
この子も大きくなったし、うちらも歳をとったんだよ…(笑)
また今度日本来る機会があったら会ってあげて。
あんなにかわいかったのに、すっかりヒゲメンズになっちゃったよ…