こんにちは、スズケーです。
私が20代前半の頃、インドとパキスタンの長期旅行中に知り合って、4年後に結婚。
旦那の地元のフンザという谷で結婚式をして、1年間フンザに住んだあと、
旦那を連れて日本に戻ってきました。
今は二人で、日本で生活しています。
パキスタンって?
「旦那がパキスタン人」というと、
大体の場合、この2パターンの反応をされることが多いです。
パキスタンって、ニュースなどで名前は聞いたことがあっても、
場所がよく分からない、という人が多いみたいです。
あんまり知名度ないんだね…
パキスタンは、小中学校でも勉強した、四大文明の一つ「インダス文明」の栄えた場所です。モエンジョ=ダーロとかハラッパーなどの遺跡の名前は何となく覚えている人が多いのではないかと。
その遺跡がある国です。
インドのあの出っ張った三角形の位置は、地図で何となくわかると思いますが、
あの西隣にあるのがパキスタン。
東はインド、北は中国、西はアフガニスタンとイランに接しています。
パキスタンやフンザの基本的な情報についてはこちらの記事も参照に。
テロは、まあ確かに、日本よりも頻度は高いですが、
とは言っても、そうそう滅多に出くわすものでもないですし。
テロの心配をするよりは、
交通事故とか、盗難、痴漢などの心配をするのが先でしょう。
日本でニュースになるのはテロが起きた時ばかりなので、
何となく危ない国のイメージが強いかもしれませんが、
普通に生活していたら、危険を感じることもほとんどないです。
イスラム教の国なので、女性の行動に多少制限はありますが、
私は外国人なのと、もともとはバックパッカーとして一人であちこち行っていたこともあり、
結婚したあとも特に気にせず、旅行者だった時と同じように一人で好きに出歩いています。
パキスタンの物価も昔よりずいぶんと色々値上がりしていますが、それでも日本に比べればまだまだ安いです。
日本では高くてなかなか買えないサクランボやマンゴーなどの甘くておいしい果物や、アイスクリームを心ゆくまで食べられます。
日本円で150〜300円程度の、ちょっと高級な店のアイスクリームは種類豊富でおいしいです。
実は安食堂の1回分の食事と同じくらいの値段だったりするので、私はそう滅多には食べないですけれど。
昨年、3週間パキスタンに行ったときの滞在費は、移動費・宿泊費・食費・買い物代など、全てひっくるめて25,000円くらいでした。
(実家に泊まらずゲストハウス滞在です。日本から友人が一緒だったので部屋はシェアしてました)
会話は日本語とウルドゥー語
旦那は結婚するまで、日本はもちろん海外に行ったことのない人で、
英語はできたけれど日本語は全くできませんでした。
私は、英語はほとんどできないけれど、長年のインド通いの結果、
ヒンディー語の会話や読み書きができます。
大学などできちんと勉強をしたわけではないので、日常会話レベルですが。
インドのヒンディー語とパキスタンのウルドゥー語は、
文字は全く違うのですが、会話としては問題なく通じます。
なので、初めて会った時から結婚するまで、結婚して1年後に日本に行くまでは、
会話は100%ウルドゥー語でした。
今は日本に住んでいて、日本ではやはり日本語できないと生活するのに不便なので、
日本語メインで会話をしています。
旦那はウルドゥー語で私は日本語と言う、ミックスの状態で話す場合も。
旦那は元々恥ずかしがりやで口数が少ないので、日本に長年住んでいるわりには、いまだに日本語のボキャブラリーが少なく、あんまり上手ではありません…
「愛があれば言葉がわからなくても何とかなる」とか言う人もいますが、
私自身は、お互いに全く異なるバックグラウンドを持つ者同士だからこそ、
きちんと言葉で、自分の考えや気持を伝えられることは重要だと思っています。
もし私がウルドゥー語を理解したり話せなかったら、旦那とは結婚していないです。
共通言語がないことになるので、おそらく友達にすらなっていなかったかも。
言葉の壁についてはこちらの記事もどうぞ。
ムスリムではありません
旦那はイスラム教徒、ムスリムです。
その中でも、イスマイリー派と言う、ちょっと変わった宗派です。
イスラム法では、ムスリムは基本的にムスリムとしか結婚できないとされています。
男性の場合は、キリスト教やユダヤ教などの啓典の民に属する女性との結婚は認められていますが、推奨はされていません。
私自身はイスラーム式の、二カーと呼ばれる結婚契約はしましたが、
イスラームへの入信はしていません。
独身時代に私が通っていたインドでは、ムスリムと非ムスリムの結婚は普通にあったし、
それで何か問題があるとも思わないので、
イスラームへの入信はしていないし、これからもすることはないと思います。
ただ、旦那のパーソナリティの一つとして、尊重するようにはしています。
逆に旦那も、日本の礼儀や作法について、できる範囲で尊重してくれています。
宗教が違う者同士でも、特に問題はありません。
なぜイスラムに入信していないのかや、結婚後どうしているかに関しては
こちらの記事に書いています。
日本での生活
日本で働くパキスタン人は、自営で中古車の輸出関連のお仕事をしている人が多いですが、
うちの旦那は先にも書いた通り、恥ずかしがりやで口数が少ない、
自営は絶対向いていない人です。
最初からずっと、堅実に、日本の工場にお勤めをしています。
私自身は、現在は在宅でボディペイントと、デザイナー、ライターのお仕事をしています。
お客さんがいらっしゃらない限りほとんど人にも会わないし、出かけたりもしないので、
ちょっとした引きこもりです。
最近は投資を初めました。
旦那はパキスタンの田舎の人なので、
日本に来たばかりの頃は
エスカレーターに乗れなかったり、夜の道でセンサーライトにビビったり、
あさりの砂抜きをじっと見つめ続けたりと、
旦那にとって初めてのことだらけで、見ている私も結構楽しかったのですが、
今ではすっかり、日本になじんでしまいました…
食事は私が作る時は普通の日本のおうちのご飯、
旦那が作る時はパキスタンのご飯(主にカレー)です。
私自身はパキスタン料理は一切作れないし、今のところ覚える気はないです。
国際結婚をしていると言うと、日本人同士の夫婦とは生活スタイルが違うのかな?と思う方もいらっしゃるようですが、
うちは一般的な日本の家庭と変わらないです。
そんなわけで、ごくごく普通に生活しているので、
とくに面白いこと…というのもなさそうですが、
日々のことやパキスタンのこと、それから仕事や投資について、
これからブログにまとめていきたいなと思います。
パキスタン人との結婚の手続きなどについて探している方は
こちらの記事を参考にどうぞ。
お読みいただきありがとうございました!
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