こんにちは、スズケーです。
まー、どこを見ても、コロナコロナと、
あっちこっちでやたらと新型肺炎(コロナウイルス)のことが騒がれていますが…
我が家は今のところ、特に何もしていません。
元々手洗いはわりとマメにしてる方なのですが、それだけ。
マスクも我が家にはないし、
せいぜい出先、特に電車の中であんまりつり革などを触らないようにしてるとかその程度です。
名古屋近辺でもそれなりに感染者が出てるようですが、
まぁ、大騒ぎしてもなるようにしかなりませんし、
急に大騒ぎしてあわてて何かするよりも、
普段から食生活にも気をつけて、健康的な生活を心がけるとかの方が重要かなと思っています。
マスクが高騰してますが、心配な方は、繰り返し使える布マスク+マスク用フィルターとかで対応するといいかもですね。
マスク用フィルターはまだまだ普通に売ってるっぽい。
さて、中国から始まった今回のコロナウイルス騒ぎですが…
これまで感染者がいないとされてきたパキスタンにも、2月26日、
ついに感染者が出た模様です。
目次
パキスタンで、2件のコロナウイルスの症例を確認
2月26日に、パキスタンで2件のコロナウイルスの症例が確認されました。
いずれの患者もすでに治療が始まっていて、症状も安定しているそうです。
最初の症例はカラチの22歳の青年で、アガ・カーン大学病院(AKUH)で報告されたとのこと。
アガ・カーン大学病院はその名の通り、イスマイリー派のアガ・カーン財団系列の病院ですが、カラチ在住の外国人もよく利用している病院です。
2番目の症例は、イスラマバードのパキスタン医学科学研究所(PIMS)で報告された、スカルドゥ出身の61歳の男性との事で、ラホールから搬送されたそうです。
現在パキスタンは感染者が増えつつあるイランとの国境を閉鎖していますが、
いずれの患者も、1〜2月中にイラン滞在歴があり、感染経路はイランからではないかと考えられています。
特に22歳の青年の方は、イラン滞在中から症状が出ていたそうで、飛行機に乗ってパキスタンに帰国したそう。
現在パキスタンの空港では、コロナウイルスのスクリーニングが行われているのですが、この検査が機能していなかった、ということにもなるので、
その点でも少々物議を醸しています。
他にも現在15件のケースを検査中だそうで、今後、患者が増える可能性もあります。
隔離されるコロナウイルス感染者と野次馬
こちらは隔離される際のコロナウイルス感染者の動画。
画面中心の黒いシャルワールカミーズ姿の男性が感染者です。
こんな時にも野次馬らしき人が沸いて出て、遠巻きに見ているっぽい。
スマホで撮影してる軍人も映り込んでいます。
勤務中ではないのだろうか…
マスクしてればうつらねーだろという気楽な思考と(マスクしてない人もいます)、とりあえず見たいと言うひたすらな好奇心。
私はパキスタン人のこういうところも好きなんですが、それで感染広まったら元も子もないと思うので、
この場にいた野次馬のみなさんが、しっかり、うがい・手洗いしてる事を祈ります。
SNSで注意喚起
パキスタンのザファル・ミルザ保健首相補佐官のツイッターなどでは、
コロナウイルスの感染者の97%がきちんと回復している事を説明し、
パニックを起こさないようにと訴える一方、感染防止のためのうがい・手洗いなどを呼びかけています。
221/ No need to panic about #Coronavirus but be careful and act responsibly! Remember, 97% cases of Coronavirus fully recover. Please share widely this PUBLUC SERVICE MESSAGE pic.twitter.com/iz76JCZn7b
— Zafar Mirza (@zfrmrza) February 26, 2020
動画では、コロナウイルスの症状として熱や咳、喉の痛みがある事を紹介し、
「ただし、全ての風邪・熱・咳がコロナウイルスというわけではありません。」と説明。
感染防止のために、咳やくしゃみをする時はティッシュなどで押さえてする事、手洗いをしっかりする事などを訴えています。
また、2週間以内に海外(特に中国やイラン)に行った人で、体調に不安を感じる人のためのヘルプラインなどを案内しています。
本当にこれまでパキスタンにコロナウイルス感染者はいなかったのか?
私の意見としては、果たして本当に、これまでパキスタンにはコロナウイルス感染者はいなかったのか?と、少々疑問に思っています。
パキスタンは中国・パキスタン経済回廊などで、中国と密月関係が続いています。
数年前から中国人労働者もかなり増え、中国からパキスタンに向かう飛行機では、
乗客の半数以上が中国人だったりすることもあります。
現在は中国からの飛行機の乗り入れを禁止しているパキスタンですが、その対応がとられたのも2月に入ってからです。
中国人の出入りがあれだけ多いパキスタンで今まで患者が出なかったとかありえないのではないか、と。
また、中国だけでなく、巡礼や仕事などでイランに行くパキスタン人も多いです。
これまでパキスタンでコロナウイルス感染者の症例が出なかったのは、
単に、金銭的余裕のない人達が、病院に行かないままで検査できていないとか、ローカル病院では適切な検査が出来ないなど、
表面化していないだけで、実際には患者数はもっと多いのではなかろうかという気が。
パキスタンと中国の国境と、フンザの観光
パキスタンと中国の国境であるフンジュラーブ峠。
ここ数年は、毎年12月頭から3月末までは閉鎖され、4月1日よりオープンとなるのですが、
コロナウイルスの関連で、地元住民より「自体が収束するまで国境を開けるべきではない」という声も上がっています。
ゴージャル(上フンザ)の地区副局長も、予防措置を講じずにパキスタン・中国の国境を解放する事に反対しており、
フンジュラーブ峠の国境検問所と、国境の町・スストに、検診センターを設立する事を要請しています。
現在は、渡り鳥の狩猟も禁止中。
地元メディアのアンケートでは、
「例年通り4月1日に国境をひらいて、中国との貿易を始めるのを安全と思うかどうか?」
というアンケートに対し、9割以上の人が「安全と思わない」と回答しています。
友人らの話を聞いても、多くの人が4月1日に国境を開ける事に反対しているようなので、
もしこのまま、コロナウイルス騒ぎが収束しないようならば、
フンジュラーブ峠のオープンがずれ込む可能性もあるかも。
昨年春はインドとパキスタンのドンパチで飛行機が飛ばなくなり観光客が激減しましたが、
今年はコロナウイルス騒ぎ。
今年の観光シーズンも不調なのでは…という懸念も出ています。
今や世界中に広まりつつあるコロナウイルス騒動。
パキスタンでも、これ以上感染の拡大が起きない事を願います。
その後についての情報は、こちらでもどうぞ。
お読みいただきありがとうございました!
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人混みは避けるようにして普通に生活してます。漫画喫茶行くときはマスクしてたなー。早く治療薬できたらいいのになー。
でもそんなに意識してないよ。
ひろさん
気にしたってなる時はなるしねぇ…
漫喫いくんだ!私も久しぶりに行きたい。