こんにちは、スズケーです。
世の中にはいろんな国際結婚に関する本や漫画がありますね。
国際結婚しただけで本が出て売れる…
やっぱり国際結婚って、同国人同士で結婚した人から見ると、ちょっと特別に感じるものなのかもしれません。
実際はそんな事もないと思うんですけど…
やはり、各家庭によるかと。
さて、国際結婚に関連する本ですが、パキスタンの場合、パキスタン人との国際結婚漫画…はないですが、
一応「パキスタンと結婚した人の本」は出ています。
どっちも古いですけどね。
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漫画は「外国人配偶者を持つ日本人の異文化コミック」ではなく、「パキスタン駐在夫を持つ妻のコミック」が1冊。
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漫画にしては字だらけで、個人的にはあんまり面白いとは思わなかったのですが、
パキスタン関連で出版されている唯一(と思われる)の漫画ということで、ご紹介しておこうと思います。
それいけ!パキスタン通妻
前述した通り、パキスタン人と国際結婚した日本人の漫画ではありません。
漫画家の小越なつえさんの旦那さんがパキスタンに赴任する事になるものの、
すでに漫画家として活躍されていた小越さんは、悩んだ末、日本に残って仕事を続けながら通い妻をすることに。
パキスタンに単身赴任で駐在となった日本人の旦那さんの元に3年間通った「日本人駐在妻から見たパキスタン」を描いた漫画です。
小越なつえさんって、私は聞いた事がなかったのですが、少女漫画で12巻に渡る長期連載もされていた方なんですね。
最近はハーレクインコミックスが何冊か出ているようです。
通い妻をしていたのがいつ頃なのかはわかりませんが、人気が出る作品を連載している時ならばなおさらお仕事は続けたいと思ったでしょうし、旦那さんに単身赴任してもらって通い妻をするという選択をしたのも納得です。
パキスタンのことを色んなテーマからライトに紹介
1話ごとにテーマを決めてパキスタンのことが紹介されるスタイル。
190ページ程に全33話なので、1話のページ数が少なめのため、かなーり駆け足でパキスタンのことがライトに紹介されています。
それぞれのタイトルは以下の通り。
- 通い妻パキスタンへ行く
- ニセモノマダムで悪いか!
- フライパンを買いに
- パキスタン恋愛事情
- セクシュアル・エピソード
- 豪邸めぐり騒動
- バーミヤンもうイヤーン
- チキンカレー最高
- ゴルフ場へ行こう!
- 外国人が来た!
- お犬様事情
- 通い妻の食生活
- コックさんとへっぽこマダム
- ゴーゴードライバー
- パンツひらひら〜
- リンリン電話事情
- 郵便事情はどうだ!?
- 健康第一!
- モータース事情
- トモダチ・プライス
- 運び屋マダム奮闘ス
- 通い妻2号の話
- パキスタン人は隠れ○○
- パキスタンのおしゃれ①
- パキスタンのおしゃれ②
- 虫さんがいっぱい
- 癒し系ミュージック
- 電力事情
- 映像の娯楽
- フンザ旅行記①
- フンザ旅行記②
- お子様事情
- 一度は行きたいパキスタン
この他に文章と写真を用いたパキスタンに関するコラムが数本。
目次のタイトルでもわかる通り、フンザにもご旅行に行かれたようで、
本当にちょっとだけですが、フンザの事も紹介されています。
その関係もあってか、パキスタンはフンザで亡くなった登山家・長谷川恒男さんの奥さんで、フンザにハセガワスクールという学校を建てた長谷川昌美さんによる特別寄稿「不老長寿の村”フンザ”の新たな伝説」も掲載されています。
長谷川恒男さんと、フンザのハセガワメモリアルスクールに関してはこちらの記事でも紹介していますので、よろしければ参考に。
文字が多い、説明漫画
私は本が好きで、漫画も結構読むのですが、
個人的にはこの「それいけ!パキスタン通い妻」、漫画としては面白くないな…と思いました。
とにかくっ、漫画にしては絵の描き込みが少なく、やたら字が多いのですっ!
少ないページ数であれもこれも説明しようとしてこうなっちゃったんだな…というのはわかるのですが、それにしても絵の描き込みが足りないと言うか…
「これ、アシスタントさんなしで連載できたろうな…」って思っちゃうくらい絵が少なめで、どのページもかなり真っ白です。
人間もバストアップのものばっかりで、あんまり絵として・マンガとして動きがない。
一話ごとに、一応最終的なオチ的なコマでまとめられてはいるのですが、
それまでのページはとにかく状況説明を文字とちょっとしたイラストでしている…という感じで、「マンガを楽しむ」つもりで読むと、ちょっと違うな、と思うかと。
ただ、字が多いので、このページ数の漫画本にしては読むのに時間がかかるため、
ポジティブに考えれば、より長時間楽しめる本ではあるかと思います。
パキスタン駐在妻の日常が新鮮
マンガとしては微妙だったものの、紹介されているパキスタン事情は、「へ〜」と興味深いものもありました!
私はパキスタンをあちこち一人で長期旅行していたし、結婚後はパキスタンに住んでいたとはいえ、
私がしてたのは「バックパッカー(貧乏旅行)」であり、「パキスタンの田舎で地元の人と同等のレベルの生活」です。
過去に数回、お金持ちのパキスタン人の友人宅に遊びに行かせてもらった事はあるものの、
パキスタンのお金持ちや日本の駐在員さんなどの、ハイクラスのパキスタン生活は、話に聞いた事はあっても未経験も同然。
駐在員の方が住んでいる大きなお家や、彼らがパキスタンで楽しむ娯楽、使用人との関係の仕方などは、「こんな風なんだ〜」と、見ていて興味深かったです。
私も金があったらパキスタンでそういう生活してみたい…
私がしてたの、こういう生活だもんね。
「そうか、パキスタンにもあるし、家で使ってる人もいるよね…!」と衝撃を受けました。
フンザの旦那の家、どっちもないし、なんかもうもはやそれがパキスタンの普通な気がしていた。思い込みと慣れって怖い。
パキスタンのことを詳しくディープに紹介しているわけではないし、
マンガとしてもさほど面白くない本ですが、
「駐在員から見たパキスタンのことが説明されている本」として割り切れば、
興味深く読める本かなと思います。
パキスタンについて知りたい人、アジア圏での駐在生活に興味がある人は、読んでみてもいいのではないかと。
ぜひどうぞ。
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インドやバングラデシュなど、パキスタンの周辺国の国際結婚・国際恋愛関連のマンガはいくつかありますので、
そこら辺の国の人との恋愛・結婚事情が知りたい!という場合はこちらの記事でチェックです!
お読みいただきありがとうございました!
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