こんにちは、スズケーです。
実はこのブログにたどりつく方で、意外に多いのが
パキスタン人との離婚方法を探しているらしい方だったりします。
「パキスタン人 離婚 方法」「パキスタン 旦那 離婚」
とか、そういうキーワードチラホラと。
確かにネットで検索しても、
国際結婚の方法についてまとめた記事はあっても、国際離婚の方法ってあんまりないようです。
むしろ離婚されたら私の世話をしてくれる人がいなくなるので、泣きます。
パキスタン人と日本で結婚する方法については記事にまとめていますが、
離婚については、私自身が離婚したことがあるわけではないし、知り合いで離婚をして詳しい手続きを教えてくれた方もいないしで、離婚の方法はさっぱりわかんないです。
パキスタン人との離婚情報は少ない…でも、
離婚にならないように、結婚前にしておくべきことはある!
ということで「パキスタン人との離婚」から考えるあれこれを。
目次
国際離婚の方法を知る
年々国際結婚の数は増えているそうですが、当然それに比例して、国際離婚の件数も増加しているようです。
夫婦の一方が日本人で日本に住居を有する場合の離婚は日本の法律が適用されるため、
日本での実務的な手続きであれば、お役所で離婚届をもらって、それに記入して提出するだけ。
これで日本での離婚が成立します。
ただ、国際離婚の場合、日本での離婚だけでなく、相手国でも離婚手続きをしないといけない場合がほとんど。
お相手の国でどうするべきなのか、というところが、恐らく国によって異なるため、色々難しいのかもしれません。
その他にも、外国人配偶者のビザはどうなるのか、慰謝料はどうするのか、
お子さんがいる場合は親権をどうするのかなどの問題も出てくるでしょうし、
国際結婚は、結婚だけでなく、離婚をするにも非常に労力を要することになります。
一般人が読んで参考になりそうな国際離婚の本というのもやっぱり少なく、
ぱっと見た感じ、これくらいしかなさそうでした。
ただ、いずれも実例などが挙げられていてわかりやすいみたいです。
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日本で国際離婚する方法と手続き
あくまでも基本的な流れではありますが、
日本で日本人が国際離婚をする場合の大まかな手続きの流れはこんな感じ。
- 住んでいる地域の役所に離婚届を提出する
- 相手国の大使館に離婚の証明書類を提出する
- 在留資格の変更手続きを行う
日本人同士の離婚と異なる点は「相手国の大使館に離婚の証明書類を提出する」「在留資格の変更手続きを行う」ですね。
相手国の大使館に離婚の証明書類を提出する
相手国の大使館に提出する離婚の証明書類は国によって違うため、
ます、提出先よりどのような書類を求められているかを確認します。
日本での離婚の証明には
- 戸籍謄(抄)本
- 離婚届記載事項証明書、離婚届受理証明書
があります。
パキスタンの場合は、離婚届記載事項証明書または離婚届受理証明書を日本の外務省より認証してもらい(印鑑を押してもらう)、
それを提出します。
在留資格の変更手続きを行う
相手の外国人の方の在留資格(一般的に「ビザ」と言われているもの)が
「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」だった場合は、
離婚によってその在留資格の地位を失うため、離婚後14日以内に、在留資格の変更手続が必要となります。
基本的には離婚した後も、元々持っていた在留資格(配偶者ビザ)の在留期限までは滞在することが可能です。
3年程度婚姻の実態があり、
安定した収入があったり、日本人の実子の親権者だったりする場合には、
離婚後も「定住者」という在留資格を取得できる可能性があります。
「定住者」の在留資格は、「日本人の配偶者等」「永住者の配偶者等」と同様、就労制限がなく更新も可能です。
在留資格を「定住者」へ変更したい場合は、離婚後6か月以内に入国管理局へ変更申請を提出する必要があります。
パキスタン人との国際結婚と国際離婚
チラッと周りを見てみても「昔日本人と結婚していたけど離婚した」というパキスタン人はそこそこいるので、
パキスタン人との離婚率は割合こそわからないものの、残念ながら、決して低くはないのではないか、と思います。
大体手続きは日本人の奥様側がやられるので、パキスタン人男性は手続きについて詳しく知らないことが多いです。
その割にはインターネット上にも「パキスタン人と離婚した」みたいな情報はとても少なく、
今さっくりと検索した限りでは、パキスタン人と離婚したことを明記した上で、その後もブログを続けている方はお一人だけ。
こちらも、ブログに離婚したことが明言されているだけで、
離婚の経緯や手続きについてなどがまとめられているわけではないので、離婚を考えているという方の参考にはならないかもしれませんが…
離婚は見えない 見えないことから考えるべきこと
みなさん「お付き合いすることになった」「お付き合いしている」「結婚する」みたいな時は、すぐにブログを立ち上げてガンガン更新していますが、
いざ離婚…となったり、不仲になったりすると、更新が滞ったり非公開にしたりして
「うまくいっていないこと」を伏せる場合が多いようです。
まぁ、自分の人生がうまくいっていないということをインターネット上で不特定多数の方に大公開するとか「それ何の罰ゲーム?」ではありますし、
うまくいっていないことを伏せたい気持も十分わかるので、仕方ないことですけれど。
ただ、そういう「外国人との交際の決裂」「国際離婚」という情報が見えないからこそ、
結婚を考えている人達や、これから結婚するぞという人達は、
「もし離婚の話が出たらどうするのか?」ということは、考えておくべきだと私は思います。
別に、事前に手続きを調べておけとかそういうことではなく
離婚後のお互いの生活基盤や、子供がいた場合の親権や養育費など、ごくごく当たり前のことを
「結婚したらどうするかの話の延長」として、ついでに離婚したらどうするのかと、話し合っておいた方がいい、と。
結婚する前からそんな話をするのは抵抗があるかもしれないけれど、
違う国・違う文化の中で育ったもの同士が結婚するからこそ、
生活や家族に対する考え方なんかは事前にしっかり話し合いをして、お互い理解しあっておく必要があると思います。
もちろん、離婚、死別など、もしものことがあった時の場合のことも。
日本人だったら当たり前なことも、外国の人にとってはそうでないこともあるし、
もちろんその逆もある。
お互いの価値観が違うことを理解し、価値観がどう違うのか知り、
そしてその違いを受け入れたり尊重しあえたりすることが出来るのかということは話し合っておくべき。
恋愛脳でキャッキャウフフと盛り上がって、「好きならば乗り越えられる」とフィーリングだけで結婚すると、
実際に一緒に生活を始めた時に「こんなはずじゃなかった」っておもうこと、絶対にわんさか出てきますよ。
特に、お金のこと、家族のこと、仕事のことなど、
生活に関係することは結婚前にきちんと話し合ってお互い納得しておくことが大事です。
価値観や考え方が違うであろうと思われることは出来る限り話し合っておいた方がいい。
うちはある程度話し合い済みで結婚していて、イレギュラーなことが起きた場合は、その都度とことん討論会してます。
こういう点でも「言葉で意思疎通が出来る」って結構重要。
特にパキスタン人との結婚の場合、宗教云々に関することも出てくるし、
相手側が家族や親戚との付き合いが密なので、そこら辺もよくよく話し合っておくべきかと。
ブログとかSNSでひたすらあーだこーだと同じ「パキスタン人と結婚(恋愛)」してる人同士で「わかる〜」ってやり合ってても、
気持がスッキリするだけで、物事は進まないです。
話し合うべきはパートナーであるパキスタン人。
ちなみに、国際結婚は関係ないのですが、このマンガが「ちょっとしたお互いの不理解や、思いやりの足らなさの積み重ねで、離婚を考えるきっかけになっていくんだな」って言うのがわかって大変興味深かったです。
サラッと読めるので、マンガ好きな方は是非に。
せっかくの国際結婚ならば
国際結婚は、日本人同士の結婚よりも、本当に些細なことで「あ、思ってたのと違う」ということが起きやすいです。
それでストレスがたまって大きな問題を作ってしまわないよう、
- 結婚前に話し合いをして理解しあっておくこと
- 問題が起きたら放置せずに話し合うこと
この二つをしっかり行うべきと思います。
うちも、問題があればその都度がっつり話し合って、後に残さないよう、解決してってます。
せっかくご縁あって、全く違う国に生まれた者同士が結婚するに至ったのですから、
お互いの違いを楽しみながら、末永く仲良く暮らしたいものですね。
お読みいただきありがとうございました!
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