こんにちは、スズケーです。
この春のフンザ滞在、1ヶ月間フンザにいたにもかかわらず、
結局一度も旦那の実家には行きませんでした。
一緒にフンザ滞在してた日本人の友人は「いいの!?」と心配していましたが
でも、旦那が「べつにだいじょうぶ」って言ってたし、
大丈夫なら大丈夫でしょ、ということで、完全スルーいたしました。
一方、毎日会いたい・会っていた友人らや、ほぼ毎日通っていた親戚の家もあります。
この違いは、お互いがお互いに積極的に興味を持っているかどうかかな、と。
親だろうが、家族だろうが、興味がないことに費やす時間はもったいないと思い、
はっきりと行動にも表しちゃうのが私です。
興味がないので、会わなかった
旦那の家族
厳密に言うと、旦那の家には1度だけ、家の前までは行きました。
旦那は、私の友人と一緒に、私より先に日本に帰国する予定だったので、旦那と友人を見送るために。
旦那を迎えに家の前まで行ったら、
旦那の親、兄弟姉妹、甥姪、親戚一同がずらっと家の前に揃っていたので、一応挨拶を。
挨拶してそのまま立ってたら、
誰かがブルシャスキー語で「なんで喋らないの?」って言ってるのが聞こえた。
私がブルシャスキーはわからないって思って言ったんだろうけど、
それくらいなら理解は出来るんだ。
「なんで喋らないの?」って言うけれど、
そう思うなら、なぜあなたから話しかけないのか。
ぼーっと立ってる私を見て、私から喋るつもりがない、ということを悟った旦那が
「さ!遅くなるから、もう行くから!」とみんなに告げて、車に乗り込んでお別れ。
旦那、空気の読める男。
今回のフンザでの1ヶ月の滞在中、旦那の実家(の前まで)に行ったのも、
旦那の親に会ったのも、この1回だけです。
私に興味がないなら、会わない
旦那の家族は、
そもそも日本に興味があるとか、外国人に興味があるとか、そういう人達ではないから
私のことについても、そんなに興味がないし、どう接すればいいのかわからないんだと思います。
今回家の前まで行って挨拶したあと、「なんで喋らないの?」と言っていたけれど、
会話はいつも、私から始めないといけないの?
話のテーマは、私が提供しないといけないの?
これまでも、家に行って私が何か話せばそれに受け答えはしてくれたけど、それだけ。
向こうから私に話しかけてくれることってほとんどありませんでした。
私について聞いてくれることもあんまりない。
相手に興味があれば、何か話したいこととか、聞きたいこととかあると思うんだ。
旦那の家族が、自分たちから積極的に話しかけてくれることがないって言うのは、
そもそもそこまで私自身に興味もないのだろうなぁ、って思うのですよ。
結婚当初、私は旦那の家族に興味があったし、仲良くしたいなぁって思っていたから、
フンザに住んでいた時は、週に1〜2回、一人で旦那の実家に行っていました。
だけどいつまでたっても話しかけるのは常に私からで、それがかわらないので、もういいや、ってなった。
もちろん行けば、気を使って大事にはしてもらえるけど、それだけ。
いつまでたっても自分に興味を持ってもらえないと、つまんないよね。
彼らが私に対して消極的な一番の理由は
「外国人相手にどうしたらいいのかわからない」って言うことだろうなぁっていうのはわかってる。
わかってるけど、でもやっぱり、いつまでたっても「私が場を盛り上げないと話してもらえない」って言うのは、楽しくないし、空回ってて嫌なんだ。
旦那の家族が”嫌い”なわけではないんだけれど、
お互いさほど相手に興味を持っていないのであれば、最低限の挨拶だけして、お互い距離を保っていた方が
気も使わないし、平和だし、時間の無駄もなくて、合理的でいいじゃない?
お互いに興味があって、会いたい人
一方、フンザで私に興味を持ってくれていて、勿論私も相手のことに興味があって、
お互いに会いたい、話したいと思うのはこんな人達。
基本的にはほとんどはカリマバードの人達で、
毎回フンザ到着後しばらくは、あちこち挨拶で足を止めないといけないので、なかなか道を進めません。
親戚
旦那の親戚の中でも、普通に仲のいい大好きな人達もいます。
でも私は、親戚って言うのはあんまり意識していなくって、普通に友人って思ってるけど。
一番仲のよい親戚のA君は、フンザで最も古い友人の一人で、日本に招待もした子です。
昔と違って今はもう立派な青年になってしまったので
人の目があるところでは多分恥ずかしいんでしょう、あんまり一緒にいてくれないけど、
それでも私は彼が大好きだし、一応彼も私のことをなにかと気にかけてくれています。
まぁ、私は放っておいても好きに楽しくやっているので、基本は放置されてるけど、
私がフンザで、誰かに頼ろうと思ってパッと思いつく人の一人はこの子。
自分のことを「シャッカル・アガ(スィートなおじさん)」と呼べと言ってくる旦那の叔父さんも、私を何かと構ってくれる親戚。
いっつもどこかにフラフラしてるので、捕まえるのが大変なんだけど、
私に対して、ああしなさい、こうしなさいと、優しいけれどちょっとだけ厳しく、色々教えてくれることも多く、
たまに無茶振りもするんだけど、豪快で開けっぴろげで楽しいおじさんで大好きです。
私が今回、ほぼ毎日ってくらい顔を出してた親戚の家のお母さんはブルシャスキー語しかできないけれど、
それでも気にせず私になんやかんや話しかけてくれるし、私がウルドゥー語で返す返事も一生懸命聞いてくれます。
用事があって忙しくて3日間家に寄らずにいた後、バザールで偶然会ったら
たくさんの人がいる前でブルシャスキーでめっちゃ私を叱り飛ばされ、
家にこない間何をしてたんだって聞いてくれた。
こうやって、形式的にじゃなくって、自分のこと気にしてくれてるんだなって思えることがあると、
嬉しくなるし、こっちも相手のこと、より好きになるよね。
もうかれこれ10年以上会えていないけど、私のこといつも友人に聞いてくれてるらしくて、もう本当の親と同じくらい大好き。
友人
いっぱいいます。
本当に仲のいい人達は日本いいる時でもメッセージののやりとりしたり、時々電話で話したりしています。
一番大好きなめだかちゃん。
お喋りでお調子者です。
女の子大好きなので、かわいい女の子がフンザに滞在している時は私のことを見向きもしてくれなくなりますが、
頭の回転が早く、色んなことを知っていて、一緒にいて本当に楽しい。
何喋ってても楽しい。
私は何か問題や困ったことがあったり、愚痴を言ったりする時は、大体最初にめだかちゃんに話します。
フンザの他の人に「めだかちゃん大好きだし、頼りにしている」というと「お前おかしいw」って言われるけど、
でも地元の人の間でも、めだかちゃんは人気者です。
私が宿泊していたパークホテルの正面にお店を構える、カーンさんやディダールさん。
1日1回顔を合わせないと怒られます。
本当にすっごく、私のことを気にかけてくれていて、私のやりたいこと、困っていることの相談にも乗ってくれるし、何かとフォローもしてくれます。
お二人についてこちらの記事でも。
他にも、友達に関しては会いたい人・大好きな人の名前を挙げ出したらキリがありません。
こうやって「会いたい」って思える人と、たくさんつながりをもつことが出来て、本当に良かったって思います。
基本的には私と友人ら、双方から興味を持ち合って「会いたい・話をしたい」と思ってると思いますが、
中には私は興味ないけど、相手の方が一方的にこちらに興味がある、という場合もあります。
例えば下心のあるお誘いとか。
これはちょっとイレギュラーケースと言うか、相手がだめな男すぎるけど
「興味がある」が一方通行だと、楽しくないし関係は成り立たないよという例の一つ。
気持よく過ごしたい
私は基本的に日本に住んでいて、フンザには時々ちょっと滞在するだけ。
私にとってフンザに滞在する時間って言うのはとっても貴重です。
そんな貴重な時間だからこそ、フンザにいる間は気持よく過ごしたいって思うし、煩わしいことにも極力関わりたくない。
なので、お互いに興味を持ち合える人とは、より交流を深めるためにたくさん会いたいって思うし、
そうじゃない人とは、例え義家族だろうとも、挨拶だけで十分じゃない?って思っています。
まぁ、ここまで割り切って、そして実行するのって、
あんまり良くないだろうなぁって言うのは自分でもわかっているけど、
でも、自分がやりたくないことはしたくないし、気持よく過ごしたいって思うと、そうなっちゃう。
こういう私のわがままを、とりあえず許容してくれてる旦那には激しく感謝です。
私と家族の間で板挟みにしてごめんね。
とりあえず、旦那が許してくれてる間は、
今後もこんな感じで、旦那の家族とは適度に距離のあるお付き合いをしていこうと思います。
その方がお互い楽でしょ!
お読みいただきありがとうございました!
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