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都市伝説か否か、ラホールの泥棒宿の噂

都市伝説か否か、ラホールの泥棒宿の噂

こんにちは、スズケーです。

新型コロナウイルスの関係で旅行者が通行できなくなってしまっているインドとパキスタンの国境。

新型コロナウイルスの流行前は、ユーラシア大陸を横断するたくさんのバックパッカーが、
インドからパキスタンへ、そしてパキスタンからインドへと通行していました。

インドからパキスタンに入国する場合、多くの旅行者にとってパキスタン最初の滞在場所となるのが古都・ラホール。
インドと隣接する街だけあって、個人的にはパキスタンの中で最も「インドと似たところが多いな」と感じる場所です。

「Lahore Lahore Hai(直訳は「ラホールはラホールである」。「ラホールのように美し場所は他にない」という意訳的な意味で使われることが多い。元は歌)」や
「Lahore pakistan ka dil hai(ラホールはパキスタンの心だ)」とラホールを讃える言葉があったり、
1940年にパキスタンの独立が決まったラホール会議が行われた場所に立てられた、パキスタン独立の象徴であるミナーレ・パキスタンがあったりと、
ラホールに対して特別な思いを持っているパキスタン人もたくさんいます。

スズケー
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まぁもちろんみんな、一番好きな場所は自分の故郷だったり住んでいる場所だったりしますが。

そんな風に多くのパキスタン人に愛されているラホールですが、
バックパッカーの間にはずっと昔から伝えられている恐ろしい噂があって、
「安全に泊まれるホテルがない」などと言われたりしていました…

果たしてそれは本当でしょうか?

 

ラホールってどんな街?

ラホールにあるミナーレ・パキスタンミナーレ・パキスタン

ラホールはパンジャーブ州の州都であり、カラチに次いで多い人口を誇るパキスタン第二の都市です。
16世紀にはムガル朝の都として繁栄した歴史があり、
バードシャヒー・モスクやラホール・フォート、シャリマール・バーグなど、この時代に建てられた壮大な建築物をはじめ、数多くの文化遺産が残されています。

現在のラホールは多くの大学を要する学生の街の顔もあり、
若者が集まることも相まって、パキスタンの文化・芸術の中心地となっています。

たくさんの文化遺産、博物館、モスク、聖者廟、城壁に囲まれた旧市街の散策をしたり、
音楽や踊りに触れる機会があったりと、旅行者にとっても見所の多い街です。

ラホール観光スポット

ラホールの超ベタな有名観光スポットはこんな感じ。
建築物が多いので、そういうのに興味がない方は旧市街をぶらぶらするだけでも楽しい。
他にも、旧赤線街や、エッフェル塔のレプリカなんかもあったりします。

  • バードシャヒー・モスク
    ムガル皇帝アウラングゼーブが建設したモスク。併設の小さな博物館にイスラムの預言者・ムハンマドの遺髪や服が展示されている。
  • ラホール・フォート
    ムガル帝国歴代皇帝らにより建築が重ねられた壮大なお城。世界遺産。
  • シャリマール・バーグ
    タージ・マハールの建設で有名な皇帝シャー・ジャハンにより造られた王族のための庭園。世界遺産。
  • ワズィル・カーン・モスク
    最も華やかな装飾が施されたムガル帝国時代のモスクと言われている。
  • ダーター・ダルバール
    ダーター・ガンジ・バクシュを祀るパキスタン最大級の聖者廟。夜にスーフィーイベントが開催される。
  • ラホール博物館
    インダス文明、ガンダーラ美術をはじめ、イスラム文化、パキスタン民俗関連、現代アートなど様々なものが展示されている。ガンダーラ美術の傑作と言われる「断食する仏陀」の像もある。
  • ミナーレ・パキスタン
    パキスタンの独立を象徴する塔。今は登れなくなっている。
  • ワガ(国境のフラッグセレモニー)
    インドとの国境・ワガボーダーで国境閉門時に、印パ両国の国旗を降ろす「フラッグ・セレモニー」が行われている。
  • フードストリート
    バドシャーヒー・モスクの近くにある、たくさんのラホール料理店が軒を連ねる古い通り。

 

バードシャヒー・モスクバードシャヒー・モスク

前述した通り、インドと隣接する街であるせいか、
ラホールは、私的にはパキスタンの中で一番「やっぱり元は、インドと同じ国だったんだな」と言うのを感じます。

リキシャードライバーの料金のふっかけ方、バスの中でグイグイ話しかけてくる女性たち、足を止めるとよってくる客引きなどなど。
旅行者の間では「パキスタンはインドに比べて人がひかえめで安心できる」「インドよりも騙す人が少ない」と言うような感想を持たれることが多いパキスタンですが、
ラホールは良くも悪くも、インドと似た「押しの強さ」「熱気」があるなぁと思います。
「エネルギーに溢れる街」とでも言いますか。

私はインドも大好きなので、ラホールのそういうザワザワした感じも好きです。

スズケー
スズケー
盗難やスリに遭ったなど、パキスタン旅行中のトラブルの話をよく聞くのもラホールだったりします。
そういうところもインド感あるなぁと思ったり。
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旅行者の間に伝わる、ラホールの泥棒宿

ラホールの泥棒宿

さて、そんな色んな魅力のあるラホールですが、実は、旅行者の間で恐れられている噂もあります。
それが「ラホールの泥棒宿」。

誰が言い出したのか、いつ頃から言われているのかはわかりませんが、
私がパキスタンに行くようになる前から、
インド滞在中に、これからパキスタンに向かうと言う旅行者から
「ラホールで外国人が安全に泊まれるホテルは2つしかないらしい(※名前は伏せます)」
「駅前のホテルは全て泥棒宿らしい」
という話をよく聞いていました。

その噂はもはや都市伝説と化しているような気もするのですが、よく言われていたのはこんなこと。

  • パキスタンにはゲイが多く、外国人旅行者は、女よりも男が危険。日本人男性は色が白く、髭もないので狙われやすい
    (なのでパキスタン入国前に髭をのばす男性も多かった)
  • 部屋に鍵をかけていても、スタッフが合鍵で扉を開けて侵入してくる
  • 夜ベッドで寝ていると、タンスが動いて後ろの壁にあいていた穴から屈強な男が現れて襲われた
  • ベッドで寝返りを打ったら、パネルが外された天井の穴からのぞいていた男と目が合い、男はにやりと笑ったあと、そっとパネルを元に戻して消えた

後半2つとか、もう絶対ネタでしょ!?って感じではあるのですが、
みんな「もしかしたら本当かもしれない」と信じてしまうのでしょうか、
日本人も欧米人旅行者も迷わず「ラホールで外国人が安全に泊まれる2つのゲストハウス」のいずれかに向かう人が多かったようです。
もちろんそのゲストハウスが選ばれていたのは、噂のせいだけではなく、
いずれもドミトリー(大部屋)中心のゲストハウスで料金も安かったし、たくさんの旅行者が集まるので情報交換も便利だったと言うのも理由でしょうけれど、
この2つのホテル、当時はさぞ繁盛したのだろうなぁと…

特にそのうちの1軒では、ダーター・ダルバールという聖者廟で毎週木曜日の夜に行われるスーフィーナイトに宿泊者を連れていってくれるツアーも行っていたため、
それが目当てで泊まっている人も多かったと思います。

スーフィーナイトは、神に近づくことを目的として開催されるイスラム神秘主義のイベントで、
ダーター・ダルバールでは、ドールと呼ばれる太鼓を打ち鳴らす音に合わせて踊ったりするのがメイン。
夜9時頃から深夜遅くまで行われること、人が密集していること、旅行者以外はパキスタン人男性しかいないこと、トランス状態に入るためにチャラス(大麻)を使用している人も多いこと等から、
外国人旅行者が単独で行くことはあまりお勧めしない。
ダーター・ダルバールのスーフィーナイトダーター・ダルバールのスーフィーナイト

外国人は泊まれない、ラホールの駅前ホテル

ラホールに安全な宿はないと言われている中でも、
「絶対に泊まってはいけない」と言われていたのが、ラホール駅前のホテル。
前述した「タンスが動いて人が…」「天井に人の顔が…」という事件が起こるのが、ラホールの駅前ホテルだと言われていました。

私も初めてラホールに滞在した時は駅前のホテルは何となく避けて、
スーフィーナイトを見たかったこともあり、外国人旅行者が集まるゲストハウスに宿泊しましたが、
パキスタン人に「ラホールの駅前のホテルって危ないの?」と聞いてみると、みんな「え?なんで?」というし、
タンスや天井の話をすると「そんなことあるわけないよ」と大笑いされるしで、
2度目の滞在の時は、まぁいいかとラホール駅前のホテルに滞在することにしました。

ラホール駅前で宿探しを初めて困ったのが「外国人は泊まらせることができない」と言うホテルばかりであること。

駅前にあるホテル自体は、綺麗だし、スタッフも普通だし、シングルの料金もそんなに高くなく許容範囲内の値段で
「全然問題ないじゃん!泊まれるじゃん!」って感じだったのですが、
いずれのホテルも外国人を宿泊させる許可がないとかで、私が一人で泊まりたいと言うとことごとく断られてしまいました…
最終的に、駅前をフラフラしているホテル斡旋をしてるパキスタン人男性に頼み、
おそらく彼がよくお客さんを紹介しているであろうホテルに口利きをしてもらって、なんとか部屋を確保することができました。

スズケー
スズケー
ちなみに、部屋を確保して私が真っ先にしたのは、
部屋の壁の備え付けのクローゼットを開けて、後ろの壁に穴があいてたり外れたりしないかです(笑)。
まぁ、大丈夫だと思うけど念のため…
ホテル探しに困った時は、ホテルの斡旋をしている地元の個人ブローカーを通すとサクッと宿泊先が確保できたりします。
多分この時私が泊まったホテルも、本来は外国人は宿泊不可だったようですが、そのブローカーさんが口利きをしてくれたおかげで2泊までならOKとなりました。
駅前等のホテルが多いところだとこういったブローカーはわりといて、向こうから声をかけてくることもあります。
宿泊するホテルの料金等にもよりますが、100〜300RsくらいあげればOK。旅行者からだけでなく、ホテルからもマージン貰ってるし…

 

ラホールの駅前ホテル

で、私は一人でラホールの駅前ホテルに泊まってみたわけですが、
夜中にタンスが動くこともなく、天井の一部がカパッと開くこともなく…

スタッフは外国人の女一人の私を気にかけて不便はないか顔を合わせる度に聞いてくれるし、
お湯も出るし、タオルも石鹸もあるし、布団フカフカだし、
駅前だからどこに行くにもアクセス便利だし、
非常に快適に過ごせました。

ネックは「外国人宿泊拒否のホテルが多い」ことですが、私的にはラホール駅前のホテルも、普通にアリでした!

スズケー
スズケー
他の友人も駅前ホテルに泊まったと言っていましたが、あんまり込み入った細い道の奥のホテルとかじゃない限り全然大丈夫だと思うと言っていました。
ただし、これはあくまでも私や友人の感想なので、ホテル宿泊の際のチェックは自分でしっかりと!
Booking.comなどで事前に予約しておくのもいいと思いますが、予約したのに実際ホテルに行ったら「外国人は泊まれない」と言われた、なんてこともあるので、
メールや電話でしっかり確認しておいた方が良いです。
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バックパッカーの間の都市伝説

バックパッカーの間の都市伝説

ラホールのホテルで、
実際に「夜中にタンスが動いた」とか「天井の一部がカパッと開いた」というのに遭遇した人は今のところ私は会った事も聞いたこともないし、
私自身はなんのトラブルもなかったのですが…

時間がたっぷりある長期旅行者は、旅行者同士で色んなお喋りをしたり情報交換をしたりするのが日常の楽しみの一つでもあると思うのですが、
そういった中で話された小さなトラブルが面白おかしく広がって、
ラホールの都市伝説的な噂になってしまったのかもしれません。

ただラホールは先ほどから述べている通り、パキスタンの他の都市よりもインド的な賑やかさや熱気を強く感じる故に、
インドと同様に、外国人旅行者に法外な値段をふっかけたり、スリとかの問題に遭遇する確率も高そうだな…という雰囲気も感じます。

都市伝説のような噂を100%信じる必要はないとは思いますが、
そういった噂のある場所は、小さくても何らかのトラブルが起きやすいからそういう噂があるのでは?とも私は考えています。
念のため、普段以上に気を引き締めて旅行するのも大切ですね。

都市伝説を楽しむ余裕も持ちつつ、楽しいパキスタン滞在をしたいものです。

スズケー
スズケー
「パキスタンにはゲイが多く、外国人旅行者は女よりも男が危険」という噂に関しては、
パキスタンに特別ゲイが多いと言うわけではないと思いますが、まぁ他の国と同じくらいはいるのでしょうし、女性には手を出せないと思っている人もいるせいか、
ラホールに限らず「痴漢に遭った」という日本人男性にはそこそこ会いました。
痴漢は男女共に注意です。
 

お読みいただきありがとうございました!
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ABOUT ME
スズケー
フンザ出身のパキスタン人と国際結婚しています。 デザイナーとライターとアーティスト、時々通訳をしつつ、 投資もやってます。 お金稼いでパキスタンと日本とインドと、好きに行ったり来たりしたい。
 
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