こんにちは、スズケーです。
時に、友人とか周りの人に、なんで結婚したの？と聞かれます。
「なぜ結婚をしようと思ったのか？」という質問の場合もあれば
「なぜパキスタン人と結婚したのか？」という質問の場合もあります。
フンザに住んでいた時に、日本人旅行者に
パキスタン人と結婚してる日本人って、
女がすげー年上とか、バツイチとか、見た目がアレとか、微妙な事が多いじゃん？
と聞かれました。
いやはや、清々しい位にもんのすごくダイレクトな意見ありがとう…！
普通それ当事者に言う！？ビビるわ（笑）。
もんのすごい質問でしたが、
アジア人との結婚って、やっぱり世間的にそう見られてる事も多いんだなぁ…と実感。
逆に言えば、質問をした彼的には、
私は「微妙じゃない。不可でなく可」と判定されたということだと思われるので、まぁ喜んでおきましょう。
目次
なんで結婚したのか
なぜパキスタン人と結婚をしたのか。
まぁ「ご縁があったから」としか言い様がないですが。
パキスタン人云々は、私には別にどうでもいいんです。
言葉もできたし、前から行ってた国だし、そこはたいしたハードルではなかった。
単に旦那だったので結婚した、たまたまパキスタン人だった、それだけ。
っていうか、みんなそんなもんでしょ？
結婚にあたっての私のハードルというか悩みは、
パキスタン人である事とか、イスラム教云々とか、そういうのではなくて
「そもそも私は結婚して人と一緒に生活できる人間なのだろうか？」
でした。
お母さんみたいだった
結婚前から旦那は、いつも色々せっせと面倒を見てくれたし、
「お母さんみたいだなぁ」と言う意味で好きでした。
ちなみに結婚前のフンザ滞在中は、私はさほどずっと旦那と一緒にいたわけではなく、
友達や、旦那の親戚の一回り年下の子と一緒に出かける事の方が多かったです。
一緒にいて「楽しい」のは、断然旦那よりも彼らです。
「お前の旦那はアッバース（友人）だろ？」と、勘違いしてる人もいます。
ぜんぜん違う（笑）
それでも、一番私の世話を焼いてくれるのは旦那でした。
風邪を引いて1日寝てる時には、せっせとお茶やらハーブやらを持ってきて看病をしてくれてたのですが、
うちは子供の頃から両親共働きで、小学生の時からずっと、
風邪を引いて学校を休んでいたとしても、誰もいない家で一人で寝ているのが基本だったため、看病してもらえるのが新鮮で
「ああ、お母さんに看病してもらうとこんななんだ…」って思いました。
「相手のことがなんで好きなのか、何が好きなのか」と聞かれれば、
答えは
「私の事を必要と言ってくれたし、お母さんみたいに面倒見てくれるから」
です。
4年待つ
旦那は最初に会った年、1ヶ月後くらいに「結婚してください」ということを言ってきたので、
「この人アホなのかな？」と思いました。
それまであんまり喋った事もなかったので。
というか、一方的に私が話しかけまくる事はあっても、旦那が返事をくれる事があんまりなかった、という感じ。
旦那は無口だし、ぶっちゃけ一緒に話をしていても面白くありません。
なので継続して話しかけてくれる人は少なめ。
かといって旦那から人に話しかける事はあんまりないし。
そういう中で、私がひたすらウルドゥー語で話しかけてくるのが嬉しかったのかもしれません。
私は相手が無口だろうと、自分が喋りたい事があればずっと喋っている。
以前「あの人多分壁とでも喋る」と言われました。
旦那からの結婚オファーに対しては、
「会ってすぐ結婚するとか、私的にありえない」
と説明し、
結局、結婚をしたのは4年程経ってからでした。
フンザで結婚した噂がエジプトまで流れた
カリマバードで噂になる
結婚前、私はバックパッカーとしてフンザのカリマバードという村に滞在していたわけですが
滞在中はシングルではなく、ドミトリーと呼ばれる、1つの部屋の複数のベッドがあって
部屋ではなくベッドを借りるスタイルで滞在していました。
もちろん、その方が安いので。
当然部屋は、他の旅行者とシェアする事になります。
そういう状況でも、フンザの人の間で
「二人は結婚したがっているけど、彼の父親が反対していて二人はすごく困っている」
「いやいや、もう結婚はしたんだけど認められていないんだろ？」
などの噂がチラホラありました。
私はずっとドミトリーに滞在してたし、
まだ結婚するなんて全く決めてもなかった時にです。
その話をフンザの人に聞かれた時に、あんまりにも予想外な突拍子ない質問だったので大笑いしました。
まぁ、当時のフンザはみんなでお喋りするくらいしかやる事なかったですし、
いろんな噂が広まるのは、小さな村ならではですね！
ヒマだとみんなでカードゲームしたりチャイ飲んで喋るしかないエジプトで噂になる
当時フンザはゲストハウスの数も少なく、1カ所に集中していたため、
同じタイミングでフンザに滞在していている日本人旅行者と知り合う機会もたくさんありました。
その中の一人は、半年〜1年後にエジプトで
「けいこさんがフンザで結婚したらしい」という噂を聞いたと言っていました。
私はパキスタンより西には行った事がないのですが、
そんな私の噂が一体なんでエジプトまで届くのか…（笑）
直接ではないにしろ、そういう、
周りからの「結婚するんでしょ？」みたいな認識も、
ある程度は結婚を決める後押しになっていたかもしれません。
別に流されたつもりはないけど、
「相手のこと好きならなんで結婚しないの？」
って言われると、
「え？あ、うん？なんでかな？」とはなったし、
そういう噂も、”考えるきっかけ”にはなっていたんだろうなぁと思います。
離婚することになっても後悔しないだろうと思った
結婚前、旦那と友達として4年間一緒にいたわけですが、
その期間で、旦那の事を色々見て
結婚後に何か問題が起きて離婚する事になったとしても
“こんなやつと結婚するんじゃなかった、結婚は無駄だった”なんてならず、
“離婚してしまったけれどこの人と結婚できてよかった”って思えるだろうなぁ…
と思いました。
そもそも私は一人が好きで、自分の好きな事を自分の意志で好きなようにやってたい人なので
結婚願望は全くなく、
むしろ「一人の方が自由でいいに決まってるでしょ？」
って思っていました（今も薄ら思っている）。
そんな私でも
「多分この人となら結婚しても”結婚するんじゃなかった…”ってならないだろうな」
って思ったので、
じゃあ結婚してみてもいいか、と決めた次第。
人生、何がどうなるかわからないものです。
結婚も離婚も、相手ではなく自分の責任
日本人同士の結婚でも、国際結婚でも、
離婚をすると、相手の事をケチョンケチョンに悪く言いまくる人とか結構いると思います。
気持はわからないでもない。
でもどういう理由だろうと、
結婚するって決めたのは自分だし、
そこまで酷い相手と結婚するなんて、自分の見る目がなかった・自分の判断や認識が甘かったってことも原因の一つでしょ…？
って思うのです。
相手がどんなに酷いやつで、それが原因で離婚したんだったとしても、そういう相手を選んでしまった自分の責任。
仕事でもプライベートでも全部そう。全ては自分の行動の結果。
それが私の自分自身の行動に対する考え方です。
私は、自分の選択と行動に責任を持ちたい。
自分自身の行動にも「これでいい」って信念とプライドを持っているから、「自分の選択は間違いだった」って思うような結婚も絶対にしたくなかった。
なのでじっくり時間をかけて色々考えたわけですが、
今のところは、自分の選択に自信を持って花丸をつけてあげたいです。
以前チラッと書きましたが、旦那、私的には”ほぼスパダリ”だったし…
「この人本当は既婚なんじゃないの？」とか「ビザ目的じゃないの？」みたいな疑いを
旦那に対して持った事はないです。
つーかそもそも、そんな疑い持たないといけないような、信じられないような相手との付き合いや結婚考えるとか、意味わからない。
これに関しては、以前にもまとめてるのでこちらを参考に。
最良の選択
まぁ、そんなこんな色々あって結婚したわけですが、
今んとこ喧嘩もないし、旦那に対する愚痴もないし、
「旦那と結婚したのは、人生の中の最良の選択の一つ」だったと思います。
結婚も離婚も、仕事も、買い物も、遊びもなんでも。
自分のする事は自分の判断の結果で、自分の責任。
全てのことにおいて、
ただなんとなくとか、そういうのじゃなく、
きちんと理由を考えを述べられるよう、常に自分の頭で考える事を放棄しないでいたいなと思います。
結婚して何年も経った今でも、
旦那との結婚が、最良の選択だったと言える自分で良かった。
パキスタン人との結婚を決められた方で、結婚の手続き方法について調べている方はこちらをどうぞ。日本での結婚手続き方法ですが、必要な書類や流れをまとめてます。
お読みいただきありがとうございました！
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結婚前にそんなことがあったんだ～（笑）しらなかったよ。（笑）個人的にはいいコンビだと思うよ。実はあの当時から旦那さんはすずけーさんを気にかけていたのは知っていたよ。（笑）お幸せに。 じゃね
＞ひろさん
え、そうなの？そりゃ知らなかったよ…
結婚してください言われたのは、ひろさんがフンザ出た後なんだ。
ひろさん、旦那と一緒にタバコとか色々一緒に吸ってたもんね。
そん時に何か言ってたんかしら。
明らかに俺がすずけーさんと楽しく話していると動揺がみられた。ほかの人としゃべった後とちょっとちがったよ。あるときふと感じた、この人はすずけーさんに恋してるなと。ちゃんちゃん。（笑）フンザの山がきれいな夏の日の出来事でござった。しかしホントに結婚するとはね。あの時想像できなかったよ。（笑）
＞匿名さん
ん？あれ？ひろさんだよね？
そうかそうか、そんなことが（笑）
まぁ人生、何がどうなるかわかんないねぇ…